目次
この知識はこんな人にオススメ
「Zoomアプリの特徴や使い方を知りたい」
「Zoomを使ったオンラインセミナーのやり方を知りたい」
なぜZoomセミナーをYouTubeにアップすべきなのか?メリットとデメリット

前回までの記事を通じて、Zoomを使ったオンラインセミナーがいかに効果的なのかについて紹介してきました。
初心者にも使いやすく、売上も1.7倍に増やすことができるZoomセミナーは、個人でビジネスをやっているフリーランスと非常に相性がいいんですね。
そんなZoomにはさまざまな便利機能があることもお伝えしました。
中でも今回は、Zoomのレコーディング機能にフォーカスを当てていきたいと思います。
Zoomセミナーを丸ごと録画してくれるレコーディング機能を使って、セミナー動画をYouTubeにアップすることで、さまざまなメリットを得られるのです。
Zoomセミナー×YouTubeのメリット
Zoomセミナーの動画をそのままYouTubeにアップすることで、集客や教育の手間をカットすることができます。
Zoomセミナーの動画を編集なしでYouTube動画として投稿することができるので、セミナーとYouTube動画、2回撮影する手間を1回に減らすことができるんですね。
さらに、あなたが手掛けているZoomセミナーの全体または一部を無料で公開することで、実際のセミナーの雰囲気を見込み客に伝えることができます。
「あ、こんなセミナーをやっているんだな」「私も参加してみようかな」と思ってもらうことができるので、セミナー集客効果アップに役立ちます。
あるいは、セミナー動画そのものに興味を持ってくれてチャンネル登録者数が増え、集客につながるというメリットも期待できます。
自分のLINE@に登録してくれる見込み客だけにセミナー動画を公開してあげることで、あなた自身の商品について知ってもらう教育用ツールとしても使えるでしょう。
Zoomセミナー×YouTubeのデメリット
Zoomセミナーの動画をYouTubeにアップする際には、どこまで公開するかを決めておく必要があります。
具体的には、動画の全部を無料公開するのか一部だけを無料公開するのか、あるいは「限定公開」という方法で特定の人だけが動画を見られる状態にするのかを、アップする際に決めておかないといけません。
本当は一部だけを無料公開するつもりだったのに、間違って動画を丸ごと無料公開してしまえば、もともとのセミナー参加者に「自分が払ったお金はなんだったんだろう」と思われてしまうかもしれないのです。
動画の全部または一部を公開するのか、無料公開なのか限定公開なのかの2つを決定し、間違えないように設定する手間がかかるのが、この方法のデメリットかもしれません。
具体的なYouTubeへの投稿方法

「でも、Zoomの動画をYouTubeにアップするのってハードルが高そう」と思う人もいると思います。
たしかに、これまでにYouTube動画をアップしたことがない人なら、なんだか複雑な手順のように思えるかもしれません。
しかし、実際の手順はごくシンプル。
Zoomセミナーを動画ファイルに変換するのはZoomアプリが自動でやってくれますし、YouTubeへのアップもたった1回の操作で完了するからです。
Zoomセミナーを録画して「.mp4」ファイルを保存
ZoomセミナーをYouTubeにアップするためには、まずZoomセミナーを録画しないといけません。
具体的には、セミナーの最中に「レコーディング」ボタンをクリックするだけ。
録画の停止・一時停止(再開)もできるので、参加者との雑談時間をカットしてレコーディングする…といった使い方も可能です。
Zoomセミナーが終了したら、Zoomアプリが自動で動画の変換を行ってくれます。
Zoomセミナーの動画を、YouTubeにアップできる「.mp4」というファイルに変換してくれるんですね。
動画ファイルはパソコンの中に保存されて、そのままYouTubeで公開できる状態になります。
動画ファイルを「限定公開」でアップロード
保存された動画ファイルを、YouTubeのアップロードページにドラッグアンドドロップすれば、それだけでYouTubeへのアップは完了です。
アップロードページはこちら:https://www.youtube.com/upload
YouTube動画では、タイトル・説明・タグの3つを設定することができるので、Zoomセミナーの録画であることや、公開している目的などについて記入することをおすすめします。
そしてもう1つ大事な設定が公開範囲です。
YouTubeでは、
- 公開
- 限定公開
- 非公開
の3つから公開範囲を選択することができます。
このうち限定公開なら、YouTube動画のURLを知っている人だけが閲覧できる設定になります。
YouTube検索などではヒットしないため、見込み客やクライアントにだけ動画を公開したい場合に使うことをおすすめします。
有料機能の「クラウド録画」を活用するのもおすすめ

無料版ではパソコンに動画を保存することしかできませんが、Zoomの有料版を契約するとクラウド録画という機能が解放されます。
クラウド録画を使うと、レコーディングしたZoomセミナーをオンライン上に保存してくれるため、YouTubeにアップする手間が省けるなどのメリットがあります。
Zoom無料プラン・有料プランの違い
そもそもZoomの無料プラン・有料プランでは、主に2つの違いがあります。
1つがミーティングの時間制限ですね。
無料版の場合、3人〜100人のセミナーでは40分までしか開催することができません。
有料版にアップグレードすることで24時間まで上限を解放することができる点が、有料版に申し込むメリットとなります。
そしてもう1つがクラウド録画。
Zoomセミナーの動画をパソコンに保存するのと比べて時間の節約になり、パソコンの容量も圧迫しないというメリットが得られます。
クラウド録画は参加者への共有も可能
クラウド録画で保存したセミナー動画は、Zoom公式サイトの「マイ記録」から確認できます。
このセミナー動画は、YouTubeの限定公開のように他の人へ共有することが可能です。
もし参加者だけにセミナー動画を送信してあげるなら、わざわざYouTubeにアップせずとも、クラウド録画の共有機能が役立つでしょう。
要チェック!Zoomアプリのおすすめ設定

最後に、Zoomセミナーを録画するなら設定しておきたい、Zoomアプリのオプション項目についてお伝えしましょう。
「画面共有時のビデオを記録」
パソコン版Zoomアプリの設定を開くと、「画面共有時のビデオを記録」という設定にチェックを入れることができます。
これは、Zoomセミナーをレコーディングする際に、画面共有したときの話し手の顔も録画するかどうかを決めるもの。
この設定がオフになっていると、あなたが画面共有しときの自分の顔は録画されなくなります。
「録画中に共有された画面のとなりにビデオを移動してください」
上記の設定をオンにした場合、画面共有している資料に被さるように、右上にあなたの顔が表示されます。
もし資料の上に被さって一部が見えなくなってしまうのを防ぎたいなら、「録画中に共有された画面のとなりにビデオを移動してください」という設定もオンにしておきましょう。
こうすることで、画面共有している資料を少し縮小して、全体を映すことが可能になりますよ。
おわりに
Zoomのレコーディング機能を使うことで、セミナーを1回きりで終わらせるのではなく、セミナー動画をYouTubeにアップして集客・教育効果を狙うことができます。
あなたがZoomセミナーを実施する際には、この記事で紹介した方法を使ってセミナーの動画を有効活用してみてくださいね。