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この知識はこんな人にオススメ
「新型コロナウイルスの影響について、詳しくチェックしたい」
「フリーランスとして今後どうやって稼げばいいかを知りたい」
新型コロナの影響で、日経平均2万4000円→1万6000円へ大幅な値下がり

もはや「コロナショック」という言葉が浸透しつつありますが、新型コロナウイルスによる経済への影響は計り知れないものがあります。
たとえば日本では、2020年に入ってから日経平均株価の変動が大きくなっており、一時は2万4000円近くあった株価が、一気に1万6000円近いところまで値下がりしたこともありました。
日経平均株価は、日本を代表する大企業の株価を平均したものです。
トヨタやソフトバンクグループなど、名だたる大手企業の株がどんどん売られており、世界中の投資家が「日本の経済やヤバい!」と感じている証拠でもあります。
株価が下がれば、企業は投資家からの信用を回復するために、コストカットして業績改善を図ることになります。
代表的なコストカットといえば、リストラや中小企業との取引停止。
つまり株価の下落によって大手企業に影響が出ると、そこから波及して中小企業や個人にも大きなダメージになるということです。
日本のGDPは5.9%、31兆円下落の可能性も
大和総研の試算によれば、もし新型コロナウイルスの流行が年末まで続いた場合、日本のGDPは5.9%減少するというデータが出ています。
金額にして31兆円ほど。
GDPというのは日本の稼ぐ力のことですので、新型コロナウイルスによって日本の経済力がどんどん低下してしまうことを示します。
これは3月19日時点での試算であり、感染拡大が続く最近になって、もっと深刻な試算になっている可能性もあります。
アメリカでは、史上最悪となるマイナス28%以上に
アメリカではさらに深刻なデータが出ています。
アメリカ議会によると、4〜6月の期間におけるGDP成長率が、年率28%以上のマイナスになるかもしれないと発表したのです。
これがいかにヤバい数字なのかといえば、アメリカが統計を取り始めて以来、史上最悪になるデータなんですね。
しかも、この予測はトランプ政権が決定した230兆円もの経済対策の効果を見込んでの数字ですから、いかに大変な事態になっているのかがよくわかります。
アメリカの失業者が2週間で1000万人を上回る

スペインやイタリアでも同様のことが起こっていますが、新型コロナウイルスによって企業の生産活動がストップする事態になっています。
わかりやすく例えるなら、去年までは大盛況だった街の商店街が、一気にシャッター通り化してしまうようなものです。
お店が閉まって働けなくなってしまった従業員たちは、次の仕事を見つけるまでの間収入を確保するために、「失業保険」を申請します。
この失業保険の申請者数が、過去最悪な数字になっているのがアメリカの今の状況です。
3月21日までの1週間で330万人、そして3月28日までの1週間で665万人が失業保険を申請し、一気に1000万人を上回りました。
あのリーマンショック時でも、アメリカの失業保険申請者数は60〜70万人程度でした。
それと比べると、およそ10倍の失業者が発生している計算になります。
ホテル業、製造業、小売業を中心に影響が拡大
日本でも同様ですが、アメリカでもっとも経済的な打撃を受けているのは、ホテル業、製造業、小売業などが中心となっています。
外出禁止の命令が出たことによりヒト・モノ・カネの動きが完全にストップ。
お客さん商売のホテル業や小売業はもちろん、企業の生産活動が停止したことによって製造業などの分野でも影響が出ているんですね。
今後もさまざまな業界で影響が拡大し、スーパーやドラッグストア、動画配信といったごく一部の業界を除いて、深刻なダメージを受けることになるでしょう。
リーマンショック級?いや、遥かに上回るレベル
「そうは言っても、リーマンショックよりはマシなんでしょ?」
そんなふうに感じている人は、もうほとんどいないと思います。
これを読んでいる大半の人が、リーマンショックよりも深刻な経済影響が出ることを理解しているはずです。
これから数ヶ月の間で、これまで経験したことのないような大恐慌になる可能性も十分あり得ます。
経済縮小はリーマンショック、世界恐慌を超えるという予想も

GDP成長率が28%以上マイナスになると予想されているアメリカ。
2008年から始まったリーマンショックでは、最悪な時期の下落でも8.4%に過ぎませんでした。
この数字だけを見ても、リーマンショックの3倍以上の経済影響が広がっていることがわかります。
1929年には「世界恐慌」が起こったという歴史がありますが、この世界恐慌でもここまで急激な経済の悪化はみられませんでした。
あまりに変動幅が大きいがために、従来のグラフでは表示しきれなくなっているほどです。
新型コロナ収束後も混乱が確実
楽観的な予想では、「リーマンショックのように消費が落ち込んでいるわけではないので、新型コロナが収束したら、すぐに活気が戻る」と考える人もいます。
しかし、新型コロナの影響で閉店・倒産してしまったお店や企業は、感染が収束したからと言ってすぐ営業を再開できるわけではありません。
コロナショックから立ち直れない中小企業を中心が中心となって消費の落ち込みにつながり、結果として長期的な不況が起こる可能性もあります。
日本も他人事ではすまされない
日本に住んでいると、まだそれほど深刻な経済影響を実感できない人も多いでしょう。
しかし、これを読んでいる人の中にも仕事の減少、収入の減少に直面したり、知り合いの会社が倒産したりといった経験をしているはずです。
新型コロナの流行が長引けば、誰もが知る大手企業が倒産することだって考えられます。
フリーランス、個人事業主への影響は?

新型コロナで大きな影響を受けるのは、大手企業や中小企業だけではありません。
個人でビジネスを手掛けているフリーランス・個人事業主であっても同じことが言えます。
たとえば、地方で美容室を開いて経営している人などは、売上が一気に落ち込んで従来の半分以下になっていることだってあるでしょう。
私の生徒さんにも治療院・エステを経営している方が多くいますが、リアルなビジネスだけに頼っていたら深刻なダメージから逃げられない状況です。
あなたは今月の家賃、払えますか?
私たちの生活費のうち一番大きな割合を占めているのは、おそらく家賃でしょう。
家賃さえ払えれば住む場所を失う事態は避けられるでしょうが、逆に言えば家賃が払えない状況になってしまえば、一気に人生のどん底が見えてきます。
あなたは今月の家賃、問題なく払えるでしょうか?
来月、再来月、半年後の見通しはどうですか?
新型コロナの感染が拡大して外出禁止命令が出ても、今の家賃を払い続けられる自信があるでしょうか?
今すぐオンラインへ移行して、売上の確保を
新型コロナの影響で、自分の経済状況や収入の減少に少しでも不安を覚えたなら、すぐに対策を打ちましょう。
具体的には、オンラインでのビジネスを始める、もしくは拡大することで新型コロナの影響を受けない収入源を確保するのです。
家から一歩もでずにビジネスを手掛けて毎月安定した収益を確保できるようになれば、きっと新型コロナに対する不安も軽減されるはずですよ。
おわりに
オンラインで稼ぐ方法として私がおすすめしているのは、Zoomを使ったオンラインセミナーになります。
リアルセミナーと比べてコストがかからず、場所を問わずセミナーを開催できるとだけあって、売上も好調。
Zoomセミナーについては別の記事でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
参考資料
・日本のGDPは新型コロナが欧米通年流行なら5.9%、31兆円下げに 大和総研が試算
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200320/mca2003200500009-n1.htm
・新型コロナウイルス感染 米議会GDPー28%以上を予想
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/k10012365971000.html
・米国、2週間の失業者1000万人に 新型コロナで経済活動停止
https://www.afpbb.com/articles/-/3276895
・21世紀の大恐慌?~アメリカ経済を止めた新型コロナウイルス~
https://www.jiji.com/jc/v4?id=covidusashimura30001