目次
この知識はこんな人にオススメ
「新型コロナウイルスの影響について、詳しくチェックしたい」
「フリーランスとして今後どうやって稼げばいいかを知りたい」
世界では100万人の感染者数に

2020年4月3日、世界の新型コロナウイルス感染者が100万人を超えたことが大きなニュースになりました。
100万人というと、日本では仙台市や広島市とほぼ同じくらいの人口となります。
日本の地方都市に住む全員が新型コロナウイルスに感染しているほどの規模で、感染拡大が起こっているわけですね。
米国の感染者数は30万人を上回る
世界的にみて最も感染者数が多いのは、アメリカの30万人。
全世界の感染者のうち3割を占めるほどの爆発的感染が起こっています。
新型コロナウイルスの発生源である中国ですら、感染者数は8万人程度(信用できる数字かどうかはわかりませんが…)。
世界トップの先進国ですら、新型コロナウイルスの拡大を止めることができなかったのです。
死者数は世界6万人に。ヨーロッパが断トツ
死者数に関しては、全世界で6万人を上回りました。
一番死者数が多いのは、イタリアの1.5万人。
次いでスペインの1.1万人です。
アメリカはまだ8000人ほどですが、膨大な感染者数を考えれば今後どんどん増えていくことが予想されます。
アメリカは日本のような国民皆保険制度が徹底しているわけではなく、貧富の差も激しい国です。
特に貧しい人々の間で感染が広がり、どんどん死者数がかさんでいく未来も予想できます。
指数関数的な感染拡大を続ける新型コロナウイルス

新型コロナウイルスが恐ろしいのは、その驚異的な感染力です。
今のところ空気感染はしないとされていますが、飛沫感染によって簡単に人から人へ感染することがわかっています。
厚生労働省が呼びかけている「3つの密」では、
- 換気の悪い密閉空間
- 大勢がいる密集場所
- 間近で会話する密接場面
これらの状況が揃うと、感染のリスクが跳ね上がるとされています。
2020年に入ってからさまざまなイベントが中止に追い込まれ、プロ野球やJリーグの開幕が延期を続けているのも、これら「3つの密」が発生する場だからですね。
世界の感染者数、1ヶ月前は10万人だった
ところで過去の数字を見てみると、今から1ヶ月前の3月5日の時点では、世界の感染者数は9万6,316人とされていました。
決して少なくない数字ではありますが、直近のデータでは100万人の感染者数が確認されていることを考えれば、まだまだ序の口だったことがわかります。
この頃は、1日2000人ほどのペースで感染者数が増加していました。
今や1日10万人のペースで感染者増加
一方で、4月5日の新たな感染者数は9万2,598人。
1ヶ月前のトータルの感染者数と同じくらいの人間が、1日で確認されているということになります。
1ヶ月前の感染者数がトータル10万人だったのに対して、今では1日の感染者数だけで10万人に達する状況ということです。
こうやって時系列を追って比較してみると、今回の新型コロナウイルスの危険性がより際立つのではないでしょうか?
日本でもアメリカ・イタリアのような感染爆発の可能性が

つい最近まで毎日のように報道されていたのは、ヨーロッパにおける感染爆発、特にイタリアとスペインの例でしょう。
この2つの国では、もはや国民全体に新型コロナウイルスが蔓延しているのではないかと思えるほど、感染者数と死者数が爆発的に増加していきました。
そして今では、アメリカでの感染爆発が大きな話題となって取り上げられています。
あれほどニュースになったイタリア・スペインですら、感染者数は12万人程度。
アメリカでは2国を大きく上回るペースで感染拡大を続け、30万人を超える状況なのですから。
「オーバーシュート」「ロックダウン」が現実味を帯びる
日本でも、日を追うごとに感染者数が増加していることがニュースで伝えられています。
つい先日1日の感染者数が100人を超えたと思ったら、その翌日には200人を超え、1日300人の増加ペースにも達しました。
「オーバーシュート」「ロックダウン」といったカタカナ語を目にする機会が増えた人も多いと思います。
オーバーシュートというのは、数日や数週間のうちに爆発的に感染が拡大すること。
ロックダウンというのは、東京のような都市が封鎖され、移動に制限がかかることを言います。
もしこのような状況が起こったら、ヨーロッパの国々やアメリカのように外出禁止令が出され、多くの企業が活動をストップする可能性が高いでしょう。
東京が封鎖されれば、経済もストップ
東京といえば、世界でも有数の人口密度を誇る都市です。
それだけ新型コロナウイルスの感染拡大リスクが大きいということでもあり、そして日本の企業の多くが東京に依存しているということでもあります。
つまり、もし東京がロックダウンして外出禁止になってしまえば、東京に本社を置く膨大な数の企業が経営を休止せざるを得なくなるということです。
大企業が経営をストップすれば、大企業と取引している中小企業の経営もストップします。
大企業なら数ヶ月分の給料は従業員に払える体力があるかもしれませんが、中小企業の場合はそうではありません。
多くの中小企業がリストラを断行すれば、日本は失業者であふれ、かつてないほどの経済不況がやってくる可能性もあるのです。
個人・中小企業は、壊滅的な損失を受けるリスクも

新型コロナウイルスで一番影響を受けているのは、中国人観光客向けに事業を展開していた観光業・ホテル業の会社だと言われています。
最近では外出自粛の影響を受けて、レストランやカフェなどの飲食業にもダメージが出始めました。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどを除けば、小売業界でも深刻な売上不振に陥っていることでしょう。
ダメージが大きいのは飲食業・観光業だけじゃない!
とはいえ、観光業やホテル業、飲食業以外の業界では影響がゼロ…というわけでもありません。
新型コロナウイルスによってヒト・モノ・カネのすべてが動かなくなってしまうため、あらゆる企業に影響が及ぶことが想像できます。
巣ごもり傾向によって業績が向上するゲーム業界、あるいは動画配信業界などを除けば、近いうちに必ず売上不振の波がやってきます。
オンラインで稼いでいないなら、今すぐ方向転換を
これは企業だけではなく、個人でも同じです。
大企業が事業を縮小し、中小企業でもコストカットを進めれば、フリーランスにも大きな影響が出てきます。
中には収入が一気にゼロになったり、取引先から契約打ち切りを宣告されたフリーランスも少なくないと聞きます。
企業から発注を受けることなく、自分でビジネスをやっている人も同じです。
人々がお金を貯金するようになれば、あなたのコーチ・コンサル・カウンセリングを受けようと考えるお客さんが少なくなるはずだからです。
そうなる前に、リアルビジネスへの依存をやめて、オンラインビジネスへの方向転換を始めないといけません。
おわりに
幸いなことに、今はZoomやLINE@のようなフリーランス向けのツールが充実しており、オンラインで稼ぐのはそれほど難しい時代ではなくなっています。
もしまだオンラインビジネスを始めていないなら、新型コロナウイルスによる本格的な影響が出始める前に、行動に移していきましょう。
参考資料
・新型コロナウイルス感染症まとめ – Yahoo! JAPAN
https://hazard.yahoo.co.jp/article/20200207
・Our World in Data(英オックスフォード大学)
https://ourworldindata.org/coronavirus