年収1000万起業家になるための潜在意識の正しい使い方(2/2)

この知識はこんな人にオススメ

「潜在意識や無意識の力をさらに使いこなしたい」

「営業に苦手意識があり、なんとかしたいと考えている」

セルフトークの力をさらに引き出す方法

前回の記事では、年収1000万円稼ぐ起業家になるために知っておきたい、顕在意識と潜在意識について紹介してきました。

意識全体の95%を占める無意識を味方につけるために、セルフトークが重要になることもお伝えしましたね。

ここでは、セルフトークの力をさらに引き出すためのポイントについても紹介していきたいと思います。

プロテインを飲みながら授業を受けていたT君

私の大学時代の友人に、ひたすらストイックに筋トレしていたT君という人がいます。

通称ボディ君とも呼ばれていた彼は、大学の授業中は一番前の席でプロテインを飲みながら勉強していることでも有名でした。

1つの授業が終わると、次の授業が始まるまで大学のトレーニング施設で筋トレ。

昼食は学食のメニューを注文するのではなく、毎日鶏ささみが詰まった手作りの弁当。

筋トレしてボディビルダーになるという夢を叶えるため、飲み会にもほとんど参加しないくらいストイックに努力していた人なんですね。

筋肉をつけたいと思いつつ行動できなかった喜多野

そんなT君を間近で見て、「俺も筋トレしてマッチョになりたいな」と思ったのも一度や二度ではありません。

しかし、そう考えている一方で授業中に飲むのは炭酸ジュース。

昼食には、学食でおいしそうなカツカレー定食を毎日注文。

飲み会にもたびたび参加して、当時はビールなどのお酒をよく飲んでいました。

口では「筋トレしないとな」などと言っている反面、実際の心のなかでは「でもめんどくさいから今まで通りでいいや」というセルフトークをつぶやいていたんです。

そんな状態では、筋トレしてマッチョになることなんてできなかったのも当然です。

ネガティブな心のつぶやきは、紙に書き出すのがコツ

心のつぶやきであるセルフトークを意識するようになると、ネガティブなセルフトークがたくさん湧き上がって来るという人も多いと思います。

そんなときにおすすめなのは、ネガティブな心のつぶやきをそのまま紙に書き出してみるという方法です。

「めんどくさいな」「またあとにしようかな」「今日は休もうかな」そんなセルフトークを、紙に書き出して視覚化してみる。

すると、ネガティブだらけの言葉を目の前にして、「このままじゃだめだ!」というモチベーションが湧き上がってくるはずです。

紙に書き出すことをきっかけにセルフトークをポジティブなものへと変化させることができれば、無意識の力をさらに活用することができるでしょう。

強力な自己洗脳が無意識を飼いならす

もしあなたに叶えたい夢や目標があるなら、最初に「自分はこの夢を叶えたんだ」というセルフトークをつぶやいてみるというのもおすすめです。

たとえば、将来月100万円稼ぐ人になりたいなら「自分は月100万円稼ぐ人になったんだ」とセルフトークしてみるわけです。

いわば、言葉によって自分を洗脳していくようなイメージです。

引き寄せの法則ではないですが、セルフトークによって無意識が変化し、実際に月商100万円稼ぐためのチャンスをつかめるようになるんですね。

成功者のセルフイメージとは?

本当に成功している人、お金持ちになれた人というのは、「自分はダメなやつだ」「今日もお金がない」といったセルフトークを絶対に使いません。

なぜなら、心の中のネガティブなつぶやきが、実際に自分の行動やモチベーションを悪い方向に向かわせることがわかっているからです。

ビジネスで稼げずにネガティブ思考に陥ってしまっている人は、結果が残せていないからネガティブ思考になるわけではありません。

実はその逆で、ネガティブ思考だから結果がついてこないと考えるべきなんですね。

成功している人は、最初から成功者である

これは私のメンターに実際に聞いた話なんですが、成功者は最初から成功者のセルフイメージを抱いていると言います。

「自分は、月収100万円稼いで当然の起業家なんだ」という、まるでおままごとをしているかのようなセルフイメージが、現実化したんだと。

最初はちょっとした遊び感覚でも構わないので、すでに成功している、お金持ちになっている前提で行動することがビジネスを成功に導くんですね。

営業を左右するのもセルフイメージである

より具体的な話にも応用するなら、営業の成績を左右するのもセルフイメージであると断言することができます。

セルフイメージが低い人は営業で結果が出ませんし、セルフイメージが高ければ自然と営業がうまくいくということです。

私もセルフイメージが低かった頃は、1時間たった3000円の価格設定で売り出していたコーチングが、まったく売れないという経験をしたこともあります。

しかし、セルフイメージを変えることに成功した今では、年商4〜5億円の売上を記録するまでになることができたんですね。

「営業が苦手」という人のセルフイメージ

営業に苦手意識を持っている人のセルフイメージで多いのは、まず自分の商品に対して自信がないというパターンです。

「こんな商品をお客さんに提案して、本当にいいのだろうか」「本当はお客さんのためにならないんじゃないか」というネガティブなセルフイメージがあるせいで、営業がうまくいかなくなってしまうんですね。

また、お金に対してネガティブなイメージを抱いているのも、営業が苦手な人の特徴です。

「お金が汚れて見える」という経験をしたことがある人もいるかもしれません。

お客さんからお金を受け取ることがなんだか後ろめたく感じて、お金に対するブロックができてしまっている状態です。

自己投資を通じてセルフイメージを改造する

こうしたセルフイメージを改善して営業成績を伸ばすためには、自分の身銭を切って自己投資してみることがポイントになります。

実際に自分がお客さんの立場になって、商品を買ってみるわけです。

その自己投資によって自分のスキルが高まったり集客がうまくいったりした経験をすれば、ビジネスの本質がわかるようになります。

つまり、ビジネスは価値と価値の交換であるという事実です。

そうすれば、心地よくお金を受け取れるようになって心理的なブロックも外れます。

「これが手に入れば、お客さんもきっと幸せになれるはず」と、自分の商品に自信を持てるようになるので、営業で結果を残せる可能性が高まるわけです。

商品価格を決めるのもセルフイメージ

自分が手掛ける商品の価格を決めるのにも、実はセルフイメージが関係しています。

商品を売ってビジネスを成り立たせるためには、その商品の適正価格を知らないといけません。

適正価格を大きく上回ってしまうと商品は売れませんし、逆に大きく下回ってしまっても利益が上がらず苦しんでしまうことになるのです。

適正価格を知らなければ売れないのも当然

たとえば、適正価格が50万円の商品を、6倍の値段の300万円で売り出したとしても、当然売れる可能性は低くなります。

もし売上を伸ばしたいと考えるなら、適正価格の50万円に値下げするか、あるいは6倍のお金を払うのに見合うだけの価値を付加しなければなりません。

単価は高ければ高いほど少ないお客さんでも大きな月商になるので、できれば6倍の付加価値を提供する作戦を取るべき。

そのように前向きに考えられるのも、セルフイメージが高い人だけなんですね。

セルフイメージが低ければ、利益が下がり売上も低迷

もしセルフイメージが低いままだと、自分の商品に自信がなくて適正価格よりも低い価格で商品を売ってしまいがちです。

お客さんは安い商品であればあるほど「きっと情報は少ないだろう」と考えるので、売れにくくなる傾向にあります。

たとえ売れたとしても単価や利益が低いので、大きな売上には結びつきません。

セルフイメージが低いと商品が売れにくくなり、利益も小さくなってしまうという悪影響が出てしまうんですね。

おわりに

ネガティブなセルフトークは、セルフイメージの低下につながって営業成績にも響いてきます。

ポジティブなセルフトークで高いセルフイメージを保つことができないと、ビジネスでも成功することはできません。

年収1000万円稼ぐ起業家になりたいと考えるなら、ここで紹介した潜在意識の使い方をぜひ身につけるようにしてください。