目次
この知識はこんな人にオススメ
「タスク管理についての基本的な考え方を身につけたい人」
「集客を自動化して、勝手に稼げる仕組みを作りたい人」
ビジネスでは欠かせない「タスク管理」

今回は前半後半に分けて、InstagramやLINE@を使いって最終的に「集客を自動化」させるためにはどうしたらいいのかをテーマにお伝えしていきたいと思います。
前に、今回はまず成功するために欠かせないビジネスマインドについてお伝えしようと思います。
そのビジネスマインドとは、「タスク管理」についてです。
タスク管理という言葉を知っている人は多いと思いますが、簡単にいえばビジネスにおいて日々のやるべき作業をマネジメントすることですね。
世の中で稼げている人や成功者と呼ばれている人たちは、例外なくタスク管理ができています。
一方で集客や売上が伸びずに悩んでいる人は、日々のタスク管理が苦手な傾向にあるんですね。
雑多なタスクから、重要なものだけ選び取っていく
これができると、日々の雑多な作業の中から、重要なものだけをピックアップしてこなしていくことができます。
人間はどうしても弱い生き物ですので、「今日はこれだけやろう」と思ったタスクをすべて消化できるケースはほとんどありません。
そこで、やるべき作業の優先順位をつけて、重要度や緊急度を視覚化して1つずつ消化していくべきなんですね。
たくさんの種類があるタスク管理の手法の中でも、私が特に効果があったものを厳選してお伝えしましょう。
タスク管理ができなければ、生産性がガタ落ち

私は現在株式会社SYKの代表取締役を務めています。
主にプロデュース業を手がける会社なのですが、いわゆるベンチャー企業で従業員も数十人しかいないので、うまくタスク管理しないと仕事が回らなくなってしまう環境です。
普段なら1時間で終わる仕事なのに、タスク管理ができないと3時間もかかってしまう…なんてことがザラにあるんですね。
もしタスク管理ができていれば、浮いた2時間で家族との時間を増やすことができますし、新しいことを勉強するための自己投資の時間として使うこともできるでしょう。
では、具体的にどうやって管理をしていくべきなのか。
重要性・緊急性で4つのタスクに分類
私がおすすめするのは、「重要性」「緊急性」という2つの視点で、タスクを4つに分類する手法です。
具体的には、次の4つの分類に一つひとつのタスクを当てはめていきます。
- ①重要性が高く、緊急性も高い
- ②重要性は低く、緊急性は高い
- ③重要性は高く、緊急性は低い
- ④重要性が低く、緊急性も低い
たとえば、営業のアポ取りやクライアント対応などは、「①重要性が高く、緊急性も高い」に分類できますよね。
お子さんがいる方なら、幼稚園や保育園に預けるための子どもの送迎が「②重要性は低く、緊急性は高い」に分類できます。
読書やセミナーを使ったスキルアップは、「③重要性は高く、緊急性は低い」に分類できるでしょう。
来週の週末に出せばいい資源ゴミのゴミ出しのようなタスクは、「④重要性が低く、緊急性も低い」に分類されるというわけです。
すぐに終わるタスクから始めてはいけない

多くの人は日々のタスクを考える上で、なんとなく手をつけやすいタスクや、すぐに終わりそうなタスクを優先してしまいがちだと思います。
ですが、すぐに終わるタスクというのは重要性も緊急性も低い傾向にあります。
③や④のタスクばかりやっていても、1日の仕事が終わらず労働時間がどんどん伸びていったり、生産性が下がったりしてしまうんですね。
今日自分がやらないといけないタスクを全部書き出した上で、①②③④のタスクに分類してみる。
そして、タスクに取り掛かる順番も①②③④という流れにするのが、生産性を高めるコツになります。
この仕事術を使うと、これまでよりもずっと仕事が捗るようになるはずですよ。
タスクが大量にあると、脳がストップする
もしこのようなタスク管理の手法を使わなかった場合、「今日は15個もタスクがある!こんなに仕事やらないといけないんだ」と、ネガティブな感情が生まれてしまいますよね。
すると、私たちの脳は「こんなにできるはずないよ」と思考をストップさせてしまい、やる気の低下や効率の低下を招いてしまうのです。
ですが、①②③④のタスクに分類して、①と②のタスクだけでも消化できていると、精神的な余裕が生まれるようになります。
心のゆとりがあれば、余裕を持ってタスクにも向き合うことができるので、結果的に生産性が高まるというメカニズムです。
「全部は終わってないけど、一番重要な仕事は終わったぞ」という状態なら、きっと消化不良でモヤモヤすることなく1日を終えられるはず。
ちなみにこの考え方は、ベストセラーの『7つの習慣』の第3原則にも書いてあることですね。
やるべきことが多い人ほど、タスク管理は重要

私のスクールの生徒さんにもいるのですが、特にママさん起業家のように毎日家事や育児もしないといけない人の場合、タスク管理の重要性はより高まります。
というのも、子供の面倒を見たり食事を作ったりする時間を確保した上で、いかに短時間で重要な仕事を終わらせ、結果を出せるかがポイントになるからです。
子育てをしている人でなくとも、ビジネスでは売上が上がっていくほどどんどん忙しくなっていく傾向にあります。
基準としては、年収1000万円〜3000万円を超えると「吐くくらい忙しくなる!」と感じる人もいるくらいです。
そこでタスク管理の考え方を活用できていないと、本当に吐いてしまって心身の体調を崩す可能性が出てくるんですね。
それでもタスクを絞れないときは
「重要性も緊急性も高いタスクが、すごくいっぱいあるんです…」という人は、①の分野の中で、さらに優先順位をつけてみてください。
たとえば、①の重要かつ緊急の仕事が6個あったとして、その中でも特に今すぐやる必要のあるタスク上位3つに、まずは専念してみるという流れです。
ちなみに、人間ならその日のタスクを全部終わらせられないことも出てくると思います。
でも、そこで自分を責めることなく「一番重要性・緊急性が高い仕事を終わらせたぞ!」という事実を認識し、自信を持ってほしいと思います。
めんどくさいタスクが、人を成長させる

ところで、①の重要性・緊急性が高いタスクというのは、一般的にめんどくさいタスクが多くなりがちな傾向にあります。
であれば、逆にいえばめんどくさいタスクをどんどんがんばることができる人が、成功できるということでもあります。
YouTubeの動画撮影も、Instagramの更新も、LINE@の配信も、正直なところどれもめんどくさいタスクですよね!
もちろん、ゆくゆくは人を雇ってめんどくさいタスクを外注することもできます。
ですが、ビジネスをはじめてすぐの駆け出しの頃にめんどくさいタスクに対して労力をかけられると、成功できる可能性がグッと高まるんですね。
地道なテレアポで成果を伸ばした秋田社長
今一流の大企業のトップにいる社長も、下積み時代は誰もがめんどくさがる仕事を率先してやっていた…という経歴を持っているものです。
実際に私の知り合いの社長さんも、太陽光発電のセールスで、タウンページの「あ行」の会社に片っ端から電話をかけたというエピソードを持っています。
その人が「秋田さん」という名字の人なので、「秋田商店」のような親近感のわくお店から契約を取ってきたそうなんですね。
こうした営業テクニックももちろん大事なのですが、まずは重要性・緊急性の高いめんどうな仕事をこなすことに全力を注ぐ。
明日からこれを意識して仕事に取り組んでみてください。
おわりに
というわけで、今回は「タスク管理」をテーマにビジネスマインドについて紹介してきました。
本題となるSNS集客の自動化戦略は、後半の記事でガッツリお伝えしていきますね。