結果を3倍に高めるための自己啓発本の読み方とは

この知識はこんな人にオススメ

「自己啓発本がやめられない」

「自己啓発本の読書時間を自己投資に変化させるコツ」

自己啓発本を読んでも成功できない理由

なかなか結果を出せていないビジネスの初心者にありがちなのが、自己啓発本を読みまくってしまうというものです。

もちろん自己啓発本にも役立つ考え方や知識もありますので、すべての自己啓発本が悪いわけではありません。

自己啓発本ばかり読むことがあまりおすすめできないのは、本を読むだけで満足してしまって行動しないことが非常に多いからです。

どれだけ優れた自己啓発本を読んだとしても、その内容を実際のビジネスに活かすことができなければ、何の意味もないのです。

行動しなければ、どんなノウハウも意味がない

一説によれば、自己啓発本を読んだ人がその内容を実践できるのは、全体の1%にしか満たないそうです。

自己啓発本を読んでも9割以上の人が具体的な行動に移すことができないのであれば、読んでも意味がないと言えるでしょう。

これはセミナーやスクールに通う場合にも同じことです。

たとえ100万円払ってノウハウを学んだとしても、それを実践しなければ1円も稼ぐことはできません。

行動が伴わなければ、100万円を払った人も、何もせずにだらだらしていた人も、結果だけを見ると同じだということです。

行動して、実践を通じて得られた体験が一番大事

ビジネスでは何かしらの行動を起こすことで、必ずフィードバックが返ってきます。

新たな集客方法を試してみて、「お客さんがたくさん集まるようになった」というフィードバックが返ってくることもあれば、「ほとんど変わらなかった」という結果になることもあります。

仮に結果につながらなかったとしても、「もしかしたらお客さんとの相性が悪かったのかも。別の方法を試してみよう」と次の行動のきっかけにすることができます。

ビジネスで成功するために必要なのは、新たな方法を試してフィードバックを得て、そのフィードバックをもとに新たな方法を試す…という繰り返しでしかないのです。

参考にするのではなく、完コピが必要

尊敬する成功者が書いている自己啓発本を読んで、そのやり方を学ぼうとする人は多いと思います。

師匠やメンターが書いている本を読むことで、モチベーションを高めたり成功法則を学ぼうとするのは悪いことではないでしょう。

ただし、師匠やメンターのように成功したいと考えるなら、本の内容を参考にするのではなく、完コピしなければなりません。

普段のライフスタイルから考え方、ノウハウ、ビジネスマインドまで丸ごとなぞることができなければ、成功者のようになることはできないんですね。

自己啓発本の著者は、自己啓発を必要としない

啓発本を書いている作家さん自身は、そもそも自己啓発本を必要としていないという矛盾があります。

そもそも書籍を出版できるほど継続した努力ができる人なら、わざわざ自己啓発本でモチベーションを上げたりする必要はないわけです。

それならなぜ、彼らは自己啓発本を出版しているのか。

それは、自己啓発本に対する大きなニーズがあるからなんですね。

自己啓発本作家のビジネスモデルとは

自己啓発本作家のビジネスモデルとしては、その本を売ることで発生する印税収入に加えて、さらに高額な自己啓発セミナーなどの受講料収入で稼いでいるのが基本です。

自己啓発本を通じて、読者に自分のファンになってもらい、30万円、100万円と高額なセミナーに申し込んでもらうことで大きな収入を得るということですね。

もし、あなたがこうした自己啓発本作家のビジネスモデルで稼ぎたいと考えるなら、自己啓発本を読みまくることにも意味があるでしょう。

行動することのほうが重要なことを知っている

自己啓発本作家の人たちは、自分たちが書いているような自己啓発本を読むのではなく、実際に行動することのほうがずっと大切であることをよく理解しています。

もし作家さんたちが自己啓発本を読みふけることに時間を使っていたら、そもそも本を書く時間がなくて出版することもできなかったでしょう。

実は自己啓発本の作家さんからすれば、具体的に行動を起こすことなくいつまでも自己啓発本で行動した気になっているお客さんが、一番のカモだったりするんですね。

単なる自己満足で終わらせてはいけない

自己啓発本を読むと、なんとなく気分が高まるという経験をしたことがある人は多いと思います。

そもそも自己啓発本は、思うような人生が歩めなかったり、仕事やビジネスでいい結果が出せていなかったりと、何らかの悩みを持っている読者が想定されています。

そうした読者の満たされない心を満たしてあげることで稼ぐのが、自己啓発本なのです。

時には自己啓発本を読んでみて、気分転換を図るのも良いでしょう。

ただし、「ああ面白かった」と自己満足で終わらせてしまうのは非常にもったいないことなのです。

自己啓発本を行動につなげる3つのポイント

ここまでは自己啓発本を批判する書き方が目立ってしまいましたが、読み方を工夫することで自己啓発本も有益なものとなります。

では、具体的にどんなポイントを守って読んだらいいのか。

①本を読む目的を明確にしておく

1つ目のポイントは、その本を読む目的を明確にすることです。

「やる気を出すためのテクニックを3つ学ぶ」のように、なるべく具体的で言語化できるものがよいでしょう。

本を開く前に目的を明確にしておくと、読まなくていい部分と読むべき部分が区別できるので、読書時間の短縮にもつながります。

文字を追うだけではなく、得たい知識を言語化

実際に自己啓発本を読む際には、まず目次を流し読みして自分に必要そうな章をピックアップしてみてください。

その部分だけを読んでみて、得たい知識を探してみる。

お目当ての情報が見つかったら、それが書かれている箇所だけを抜き出すなどして保存するのがおすすめです。

これなら単に文字を追うだけの読書ではなく、目的意識を持った自己投資の時間へと変化させることができます。

②一言で要約する

その自己啓発本から得たい情報を手にすることができたら、その情報を一言に要約してみてはいかがでしょうか。

たとえばこのブログの内容も、「自己啓発本は正しく読め!」という形で、一言の要約にまとめることができます。

本を要約するためには、自分の頭の中で情報を整理しておく必要があるので、読んだ内容がより記憶に定着しやすくなるメリットが得られます。

自分の言葉でアウトプットすることが行動につながる

また、自分の言葉を使ってアウトプットすることも、1つの行動と言えるでしょう。

本を読み終えただけで終わる人よりも、要約をアウトプットして一歩だけでも前に踏み出せた人の方が、成功できる確率はグッと上がります。

SNSやLINE@で、書評として情報発信していくのもいいですね。

③必ず1つアクションを起こす

要約をアウトプットするのもアクションの1つですが、それ以外にも日々の行動を変えることができれば、さらに読書の効果をアップさせることができます。

最初はいくつものアクションを起こさなくてもOK。

些細な1回きりの行動でも構わないので、とにかく本を閉じた後に何かアクションを起こしてみる

普段の行動を1つだけ変えてみる

たとえば、自己啓発本の著者の生活習慣をマネして、朝早起きして仕事をしてみる…といったものでも構いません。

読書+行動をセットにすることができれば、自然と行動できる人になれるでしょう。

自己啓発本を読んだだけで満足している、多くのライバルに大きな差をつけられるのは間違いありません。

おわりに

1冊自己啓発本を読む時間があるなら、その時間を使って集客や営業をしたほうがずっと有益です。

それでもやっぱり自己啓発本を読んでみたいと考えるなら、ここで紹介した3つのポイントは必ず守るようにしてください。