集中力を瞬時に回復!結果を出す人は必ず持っている「◯◯◯」の感覚

この知識はこんな人にオススメ

「集中力が長く続かずに悩んでいる人」

「もっと高い集中力で仕事をしたい人」

「昼過ぎに集中力が落ちる…」なんて経験はありませんか?

フリーランスや個人事業主として働いているなら、ほぼ1日中ビジネスをやっているという日も珍しくないと思います。

朝起きて午前の仕事を終わらせて、昼食を食べて、さあ午後もがんばるぞ!というタイミングで、眠気に襲われることも多いですよね。

お腹がいっぱいになって眠くなり、気温もいい感じに上がってきて午前の疲れも出てくる…。さまざまな理由によって、午後イチの集中力が落ちてしまうのは避けられないことです。

中には昼寝をしてリフレッシュする人もいるでしょうし、眠気を我慢する人もいると思います。

明らかな寝不足なら昼寝をしたほうがいいですが、そうでないならもっと簡単に集中力を取り戻す手段があるんです。

それが今回の記事のテーマとなります。

集中力が低いまま続けても非効率的

十分な睡眠を取った後の仕事と、寝不足な状態でやる仕事とでは全然クオリティが違ってくるように、集中力が欠けたまま作業を続けても生産性が低下してしまいます。

本来なら1時間で終わるはずだった仕事が、集中力の低下のせいで3時間かかってしまう…なんてことも珍しくありません。

1時間あたりの成果が落ちてしまって、結局長時間働かないと稼げないというブラック企業のような状態になってしまうからです。

下がった集中力を回復させる必要がある

バリバリビジネスをやっている人には睡眠時間を削ってまで働こうとする人もいますが、絶対に避けるべきです。

普段よりも1時間睡眠時間を削って働いたとしても、本来1時間で終わる仕事に3時間かかってしまったら、本来必要なかった2時間が浪費されてしまうようなものだからです。

同様に、精神論で「やればできる!!」とテンションを上げようとするのも逆効果。

しっかりと集中力を回復させてから、最小の時間で最大の効果を出せるよう仕事に取り組むべきなのです。

結果を出す人は「ゴール」の感覚を意識している

では、結果を出せている人は具体的にどんな思考で働いているのでしょうか?

集中力をうまくコントロールしている人たちを観察してみると、ある共通点が浮かび上がってくることがわかります。

それは「ゴール」への意識を強く持っているということです。

人間のモチベーションがもっとも低下する状況とは

そもそも私たちの脳みそは、終わりが見えないタスクによって一番モチベーションが低下してしまいます。

あと何時間やったらこの仕事が終わるのか予想がつかない…みたいな状況では、どうしても目の前の仕事をがんばることができないんですね。

よく「電子書籍よりも紙の本のほうが頭に入りやすい」という話を聞きますが、これにも同じメカニズムが働いています。

つまり、電子書籍はあとどれくらいのページが残っているのかわかりづらいけど、紙の本なら手にしている本の厚みによってゴールが意識しやすいというわけです。

「あとちょっとで終わる」感覚を作れ!

このメカニズムをうまく活用すると、集中力を回復して結果を出すために行動できる自分になることができます。

だんだんと仕事の終わりが見えてきてゴールが視界に入ってくる…そんな状況でこそ、大きなエネルギーを発揮できるんですね。

マラソンでも同じことが言えると思います。

「10km地点」「30km地点」といった目印があちこちに建てられているからこそ、「よし、あと半分だ!」「残り10kmだけだ!」とやる気を引き出すことができるのです。

あなたは最低何分、最高何分集中できますか?

ゴールを意識して集中力をアップさせる…。このテクニックを使う際には、事前に確認しておきたいことがあります。

それは、自分が最高でどれくらい長い間集中できるのか、そして最低の場合はどれくらいしか集中できないのかという時間についてです。

もし最高で90分集中できるのであれば、朝起きて一番最初のタスクは90分に設定して、集中力を最大限活用しようという戦略が立てられます。

そして最短だと5分しか集中できないのであれば、5分で終わるタスクをいくつも作っておいて、集中力が低下しているときでも前に進めるように工夫すべきなのです。

集中力が最低でも終わる仕事を始める

自分の集中力がどれくらい続くのかを把握しておけば、ゴールを意識することも簡単になります。

たとえば、最低5分しか集中力が続かないならプラス1分おまけして6分くらいで終わるタスクを設定してみるのです。

10分や15分かかる仕事を設定してしまうと途中でやる気がなくなってしまいますが、普段よりもちょっとだけ先にゴールを設定してあげることで、高い集中力で作業することができるのです。

たった1分だけの違いですが、たとえば1日に10個のタスクを消化したとすれば、プラス1分が10回で10分の仕事が余計に完了したということになります。

本来であれば50分の仕事しか終わらなかったはずが、プラス1分のゴールを定めたことで、60分の仕事が終わるようになるのです。

『感覚でビジネスをするな!』

私はよく「感覚でビジネスをするな!」という言葉を使います。

世の中の成功法則には必ずロジックがあり、「AでBをしたからCという結果が得られた」というルールが存在するのです。

それがわかっていないと、なんとなくで作業時間を決めたり、なんとなくで1日のスケジュールを決めたりすることになってしまいます。

そうではなく、自分にとっては何分の作業時間がベストなのか、どういう順番でタスクをこなすスケジュールが一番効率が上がるのかをチェックして、根拠のある働き方を目指さないといけません。

自分の集中力がどれくらい続くのかについても、スマホのストップウォッチなどを使って何回か測ってみましょう。

時間ではなく、タスクの量で「ゴール」の感覚を掴む

ここでは「5分ではなく6分」と、時間をもとにしたゴール設定を紹介しましたが、できれば時間でゴールを決めるのは避けたほうが良いでしょう。

「いつもは30分かかっているタスクだけど、だらだらしちゃってあと10分でやらないといけなくなった!」という状況に陥ってしまうと、時間の制約が焦りにつながり、モチベーション低下を招くこともあるからです。

それよりも「あと3つでタスクが終わる」「残りはあと1つだ」と、タスクの数に意識を向けることをおすすめします。

〆切は焦ってモチベーション低下につながる原因に

学校のテストで経験したことがある人も多いと思いますが、「あと5分しかない!」という状況で焦って問題を解こうとすると、焦りでケアレスミスをやってしまったり、普段なら絶対にやらないような計算間違いをしてしまものです。

もちろん時間の制限があることで集中力が高まることはありますが、時間ギリギリになってから焦って作業することは、プレッシャーで大きなストレスも受けてしまいます。

今日のタスク10個のうち、何個残っているか?

ですので、1日のタスクをこなす際には「残っている作業時間」ではなく「残っているタスク」に目を向けて、ゴールを意識するようにしてください。

「10個あるタスクの7個を終わらせた。あと3つだけだ!」という意識で仕事をすることで、時間によるプレッシャーを受けることなく最大のパフォーマンスを発揮できるはずですよ。

おわりに

ビジネスで結果を出す人は、必ずゴールに向かっている感覚を持ちながら仕事をしています。

終わりの見えない仕事よりも、終わりが視界に入ってくる仕事のほうがモチベーションが続きやすいことを知っているからです。

普段の仕事の進め方として、あなたもこのやり方を参考にしてみてください。