「これからフリーランスになりたいと思っているんですが、何から始めたらいいですか?」
最近ではそんな質問をLINEで受けることが多くなってきました。
そこで今回は、今からフリーランスになろうと考えている人はもちろん、すでにビジネスをやっていて経験も豊富な中級者の方にも役立つ、イチから売り上げを立てるための戦略について紹介していきたいと思います。
目次
商品なし、リストなしから月100万円目指すには?

今からフリーランスを目指す人というのは、売る商品もなく、見込み客のリストもない状態だと思います。
そんな状況から、3ヶ月後に月50〜100万円稼ぎたい…と考えたとき、やるべきことは2つあります。
うちの本講座でも「SNSマーケティング学科」をやっているのですが、受講生のうち3割くらいはまだ商品を持っておらず、サラリーマンをやっているという方もいます。
そんな人でも、ゼロイチで成果を上げることができているんです。
では、具体的にどんなことに取り組んだらいいのか?
ステップ①リストビルディング

まず必要なのは、リストビルディングです。
意外に思われるかもしれませんが、最初は商品がなくてもいいんです。
「え?それだと売り上げ上がらないんじゃないの?」と感じますが、大丈夫。
もちろん簡単なコンセプトメイキングは必要なのですが、商品の作り込みは後回しでOK。
実際に優秀なマーケターというのは、商品作りより先に人を集めることでも知られています。
商品を売るためにリストを集めるのではない
「億万長者メーカー」としても知られるダン・ケネディは、「私は商品を売るためにリストを集めているのではない。リストを集めるために商品を売っているのだ」と述べています。
この話の通り、商品よりもリストのほうがずっと優先順位が高いんですね。
なのでまずは、ざっくりと「ダイエット系」「心理系」「集客系」のようにコンセプトだけ決めておきましょう。
どんな方向性にするのかだけ決めて、それが終わったらすぐにリストを集めてしまいましょう。
代理店ビジネスを手がけることも可能
もし自分の商品を売りたくないという場合には、代理店ビジネスを手がけることもできます。
つまり、商品を持っている人とタッグを組んで、「一緒に売らせてください!利益は折半で!」と、集めたリストを使って収益を得る方法になります。
イメージとしては、ソフトバンクショップとか、セブンイレブンの代理店といった感じです。
こうした代理店は、ソフトバンクやセブンイレブンとタッグを組み、商品を仕入れて、利益を分け合うビジネスモデルになっています。
このビジネスモデルの応用で、先にあなたがリストを集めれば、商品を作らなくても稼ぐことができるというわけです。
もちろん、自分の商品を販売してくこともできますし、他社商品を売りながら自分の商品も売るという方法も使うことができます。
ですので、最初はとにかく商品よりもリスト集めに重点を置いてください。
ステップ②商品設計

代理店ビジネスと比べて、自分で商品を作って売っていく方法では、利益が総取りになるので収益がどんどん増えていきます。
そのための商品の作り方として、最大のポイントは「顧客満足度」になります。
顧客満足度を最大化することができたら、勝手に売り上げは伸びていくことでしょう。
たとえばiPhoneも、顧客満足度を追求した商品の1つです。
iPhoneは最初、「使いづらい」「すぐに壊れる」というクレームがたくさん届いていたそうなんです。
そこでAppleがお客さんの要望を取り入れ、高速で改善して顧客満足を高めたことで、あれだけの期間で世界的なシェアを獲得できるようになりました。
モニターを集めて、お試ししてもらおう
要するに、サンプルを集めることが大事なんです。
まずはお試しとしてお客さんに提案してみて、お客さんの意見を取り入れる。
お客さんの意見をもとに改善することで、顧客満足度の高い商品ができて、高値で売れるようになります。
実際にうちの講座も、一番高いコースでで100万円を超えていたことがあります。
でも、ビジネスの基本は自信を持って売れる価格で売ること。
最初は高い値段で売る必要はなく、モニター価格で始めればOKなんです。
100%の商品を作ってはいけない
たとえ100%の商品を作り込んだつもりになったとしても、それはあくまでも自分の中の100%に過ぎません。
それでは独りよがりになってしまい、お客さんのことを無視してしまう結果になりかねません。
そうならないために、まずは3〜4割の商品を作っておいて、モニター価格で販売してみる。
そして「このスクールはお客さんと一緒に作っていきたいので!」とアンケートを依頼して、どこでつまづいているのかをチェックしていきましょう。
「モチベーションが続かないんです」という意見があったら、モチベーションを高めるためのコンテンツを増やしたりするわけですね。
先に商品を作ってはいけない

しかし現実には、多くの人が商品作り→リスト集めという順番でやってしまいます。
でも、最初からどれだけ商品に力を入れても、結局は独りよがりになってしまい、お客さんからの満足度が低くなってしまうでしょう。
それなら、3〜4割の完成度で販売して、モニターさんに試してもらったほうがずっと成功しやすくなります。
一緒に商品を作っていくからお客さんも結果が出やすくなりますし、満足度の高い商品が作れるようになるでしょう。
アンケートを取れるかどうかが重要
事前にリストが集めることができたら、全く商品がない状態でも「こういう商品を作ろうと思うんですけど、どうですか?」とアンケートをとって、調べることができます。
そのアンケートをもとに商品を作れば、確実に売れる商品が作れるということです。
このアンケートを取ることができるというのは、ビジネスでは非常に重要な要素になってきます。
世の中には、事業を作って売却することを生業としているシリアルアントレプレナー(連続起業家)という職種もあります。
そんなシリアルアントレプレナーが、立ち上げてより高い金額で買い取ってもらえる事業というのは、大量の顧客データを持っている事業なんです。
なぜなら、顧客データがあれば既存のお客さんにアンケートをとって、高い品質のサービスを維持できるようになるからです。
お客さんの声を吸い上げてみよう
私たちも新しく商品を作るときには、一旦は見込みのお客さんの声を吸い上げてみるようにしましょう。
お客さんの意見をもとに、「こういう悩みが多いから、新しい商品を作ってみよう」と考えていく流れです。
逆に、「これを売りたいから作る!」と考えている商品は、まず売れません。
ここまでのことを踏まえて、リストビルディングに取り組んでいきましょう。
おわりに

全くのゼロからフリーランスを始めて、3ヶ月で100万円の売り上げを狙うなら、商品を先に作ってはいけません。
まずはリストを集めてアンケートを取ることから始めて、いきなり100%の商品を作らないように注意してくださいね。