コミュニケーション力を高める!聞き上手になるための5つのテクニック

この知識はこんな人にオススメ

「コミュニケーション能力を高めたい人」

「コーチ・コンサルを手掛ける人や、営業の自信を付けたい人」

コミュニケーション能力は、あらゆるビジネスの土台

フリーランスや個人起業家がビジネスを手がけるときには、ほぼ100%必要になってくるスキルが、コミュニケーション能力です。

コーチ・コンサル系のビジネスを手がける人はもちろん、店舗ビジネスを展開いる人にとっても、コミュニケーションは必須。

私たち自身がお客さんと接する以上、お客さんとしっかりとコミュニケーションをとって信頼関係を構築しなければなりません。

しかし、これを読んでいる人の中には、人とのコミュニケーションが苦手だったり、お客さんとの会話が盛り上がらずに悩んでいる人も多いでしょう。

そんな人に向けて今回は、コミュニケーション能力を高めて聞き上手になるためのテクニックを5つ紹介します。

才能ではなく、スキルである

そもそもの前提として、コミュニケーション能力というのは才能で決まるものではありません。

「コミュニケーションスキル」という言葉が示すように、プログラミングのスキルやWEBデザインのスキルなどと同様、学習によって身に付けることができます。

ですので、昔からコミュニケーション力に自信がなかったという人も、今からでも十分挽回可能ですよ。

コミュ力アップのコツ①相手が話し終えるまで待つ

コミュニケーション能力を高めるための1つ目のコツは、相手の話を遮ることなく最後まで聞くこと。

一見すると簡単なことのように思えますが、多くの人は、相手が話し終わる前に話題を奪ってしまう傾向にあります。

たとえば知り合いがビジネスの悩みを相談してきたとき、途中で話を遮って「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」と自分の意見を言ってしまうパターンです。

これでは相手の中で「話を聞いてもらった」感が得られないので、心に引っかかりを感じたまま会話を続けることになります。

「もっと言いたいことがあったのに…」と、消化不良を起こしてしまう可能性があるのです。

話題を奪うのではなく、相槌を入れよう

少なくともまだ相手が話しているときには、こちらから話題を奪うことなく聞き役に徹しましょう。

もちろん黙って聞いていては相手も不安になるので、「なるほど」「それでそれで?」と、相槌を入れてあげるのがポイント。

相手の話題を奪わないように心がけるだけで、圧倒的にコミニケーションの質が高まりますよ。

コミュ力アップのコツ②伝えたいことを予想する

特に女性の話し方に多いのですが、話の結論を一番最後に持ってくる人がいます。

「こういうことがあって、こんなふうに思って、結局こうなったんだけど、これについてどう思う?」という感じですね。

このとき、結論を話し終える前に、「この人は何を伝えようとしているんだろうか?」と考えることができると、スムーズな受け答えに役立ちます。

言葉の裏にある相手のメッセージに気づくことができれば、「この人はちゃんと話を聞いてくれた!」という印象にもつながるでしょう。

言葉の裏にある真のメッセージに気づこう

たとえば夫婦間の会話で、奥さんが「今日は火曜日だね」と話を振ってきたときには、夫側は「あ、そういえば今日はゴミの日だったな」と、自分からゴミ捨てに行くよと伝える。

「どうしてもっと早く帰ってこれないの?」と言われたときには、「一緒にいる時間を増やしたいんだな」と考えて、残業を減らしたり土日を家族サービスに当ててみる…など。

表面的な言葉の裏にある、本当のメッセージを汲み取ることができると、コミュニケーションが一気に円滑になります。

コミュ力アップのコツ③否定から入らない

自分の意見を相手に伝えるときに「でも、」「だって、」「だけど、」などと、否定から入っていませんか?

もはや口癖のようになってしまう人もたくさんいると思いますが、否定されることでいい気分になる人はいません。

シンプルに否定の言葉を使うのをやめて、相手の意見を一旦受け止めてから自分の意見を話すようにすれば、ネガティブな気分になることなく会話を続けることができます。

「これは個人的な意見だけど」「あくまでも一般論ですけど」のように、前置きを挟んでから自分の意見を伝えるのも効果的です。

相手の意見を受け入れてから、自分の意見を

たとえば「私はAが正しいと思う!」という相手の意見に対して、『でも、Aって本当に正しいの?』と返すのはNG。

そうではなく、『なるほど。あなたはAだと思うんですね。ちなみに私は〜〜という理由でBが正しいと思ったんですけど、どう思いますか?』という感じで自分の意見を伝えましょう。

いったん相手の意見を受け入れ、否定の言葉を使うことなく、自分の意見を伝えるのがポイントです。

コミュ力アップのコツ④オーバーリアクション

人は、相手のリアクションを見て自分の話が聞いてもらえるかどうかを判断するものです。

たとえば「なるほど!それはおもしろそうだね!」という言葉を、目を合わせずに真顔で言われたとしたらどうでしょうか?

フレーズだけ見ればいい印象を持ちますが、話をする態度によって大きく印象が変わりますよね?

「私はあなたの話をしっかり聞いていますよ!」というメッセージをアピールするなら、リアクションを大きくすることが効果的です。

ボディランゲージや声の調子を変化させて、ちょっと大げさなくらいで感情を表現するのです。

大げさなくらい感情を表現しよう

「そんなことをしたらわざとらしく思われるのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、大きなリアクションが相手から返ってきて、嫌な気分になる人はいません。

「ふーん」と一言でつまらなそうな返事をされるよりも、「へー!それでそれで??」と、オーバーリアクションで話を聞いてもらえるほうが気分がよくなるものなのです。

最初のうちは「逆に失礼なんじゃないか?」と思えるぐらいのオーバーリアクションで、コミュニケーションをとってみましょう。

コミュ力アップのコツ⑤縦または横に展開する

話の話題がなくなって会話が続かないときには、縦または横に展開することを心がけてみましょう。

たとえば「料理が趣味なんです」という話題に対して、『どんな料理が得意なんですか?』と深掘りするのが縦の展開。

一方で、『家事がお好きなんですか?』と、関連するテーマを話題に持ってくるのが横の展開です。

なかなか話題を縦に深掘りしていけないときには、よこに展開していくことでスムーズな会話を続けることができます。

これができれば話題に困らない!

縦と横の展開については、1つのテーマに掘り下げて具体的に意見交換するような場面では、の展開を使うべきです。

一方でテーマが定まっておらず雑談のような会話のときには、の展開を使うと話題が広がっていきます。

この2つの展開を使いこなして、盛り上がる会話を目指してみましょう。

おわりに

コミュニケーション能力というのは、ある程度は「慣れ」の問題でもあります。

場数をこなして、いろんな人と長時間コミュニケーションをとるようにすれば、自然とスキルアップにつながるでしょう。

ここで紹介したテクニックも使いながら、聞き上手なビジネスパーソンを目指してみてください。