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この知識はこんな人にオススメ
「自分の時給を圧倒的に高めたい人」
「最小限の時間で、最大限の成果を得たい人」
時間よりもお金を優先してしませんか?

ビジネスをやっていてある程度稼げるようになってくると、多くの人が陥ってしまう落とし穴があります。
それは、時間よりもお金のほうが大事だ!と考えてしまうことです。
そこそこの売上が出せるようになると、働くのが楽しくて仕方なくなるタイミングがあります。
ひたすら働く時間を伸ばしていけば、どんどん売上が増えていく。
そんな状況なら、誰でも長時間働きたいと考えるかもしれません。
ただ、時間というのは働くために使っていれば、遊びのために使うことはできません。
あまりに長く働きすぎて、
時間>お金
ではなく、
時間<お金
という優先度になってしまう状態です。
お金は無限だが、時間は有限
「でも、お金を稼ぐのは大事でしょ?」と思われる方もいるかもしれません。
確かにお金があれば自由が手に入りますし、好きなものだって買えるようになります。
家族が重い病気にかかったときにも、大金があれば最新の医療を受けさせて命を救えるかもしれません。
ただ、1つ知っておいてもらいたいのは「お金は無限、時間は有限」という真理です。
私たちはやろうと思えばいくらでもお金を稼ぐことができますが、時間はどうやったって24時間以上に増やすことはできません。
過去の時間を取り戻すことはできませんし、未来の時間を先取りすることも不可能です。
そもそもお金というのも「働く時間」から生み出されていると考えれば、お金よりも時間のほうが貴重な資源であることは明確なはずなのです。
目に見えるお金だけを優先するのは愚か
しかし、私たちに残された時間というのは、お医者さんからはっきりと「余命3ヶ月です」と宣告されない限り、意識することはできません。
一方でお金については、銀行の数字をチェックすることで簡単に残高を知ることができます。
時間は目に見えないが、お金は目に見えるし、なんなら五感で感じることもできます。
人間は物理的なものがあるものを重視しがちなので、ついお金を大事にしようとするのは仕方ないことかもしれません。
でも、本当に大切にすべきなのは目に見えない時間という資源なのです。
従業員マインドの特徴

そんな「時間」という視点で、従業員マインドと起業家マインドの違いについて取り上げていきたいと思います。
まず従業員マインドというのは、会社で働くサラリーマンや学生のアルバイトで働いている人たちのマインドセットをイメージするとわかりやすいでしょう。
彼らにとって仕事をすることは、大きな成果を出すことではありません。
時給や月給がすでに決まっているため、同じ給料を得ながらいかにサボるかが一番の関心ごとです。
目標は「いかにサボるか」
たとえば時給1000円のバイトで1時間あたり50分以上ひたすら働く仕事よりも、たった20分働けばあとはサボれる仕事のほうが、従業員マインドを持っている人は好むということです。
人間というのはもともと楽をしたい生き物なので、楽な仕事を積極的に選ぼうとするのは当然のことかもしれません。
そんな彼らにとっては、いかに仕事をサボって雇用主から給料をかすめとるかを最優先で考えているわけです。
当然ですが、そんな思考で稼げる人材になることはできないでしょう。
働くだけお金がもらえる時給労働
従業員マインドで働く人たちは、時間の切り売りビジネスをやっていると言い換えることもできます。
自分の1時間を「単価1000円」という商品としてパッケージにして、「この商品いりませんかー?」と営業をかけていくイメージです。
この商品が一般的な商品とは異なるのは、1人に対して1個しか売ることができず、非常に生産性が低いという点です。
たとえスキルを身につけて時給単価を5000円にアップさせたとしても、1時間で5000円稼ぐのが限度です。
1時間で10万円稼いだり、100万円稼いだりするのはほぼ不可能と言っていいでしょう。
起業家マインドの特徴

一方の起業家マインドを持っている人たちは、時給でお金をもらうのではなく「成果」によって報酬を受け取ります。
時給で給料が発生するわけではないので安定はしませんが、高い成果を出すことができれば1時間で10万円でも100万円でも稼げるのが起業家マインドの特徴です。
目標は「いかに働かないか」
起業家マインドの持ち主は、「いかに働かないか」という目標を持っています。
「え?それって従業員マインドとどう違うの?」と感じるかもしれませんね。
従業員マインドの「いかにサボるか」との大きな違いは、働く時間そのものを減らそうと考える点にあります。
従業員マインドが1時間の間にいかにサボるかを考えるなら、起業家マインドの人は「そもそも1時間の仕事を30分に短縮できないか?」と考えるのです。
最小限の時間で最大限の成果を得ることを第一に考えており、そのためには1分1秒もムダにすることはありません。
成果を出しただけお金がもらえる実力主義
起業家マインドの人たちは、働いた時間によって支払われる時給で働くのではなく、成果を出した分だけお金がもらえる実力主義の世界で戦います。
仕事もプライベートも時間あたりの生産性を高めて、「より短時間で成果を得るには?」「より短時間でストレスを解消するためには?」という考えを持っています。
本来1時間で終わる仕事を3時間かけてダラダラやる…なんてことを一番嫌っており、お金よりも時間が貴重であることをよく知っている人たちですね。
従業員マインドでいる限り、大きく稼げない

私たちがビジネスをするのであれば、目指すべきなのは当然起業家マインドで働くフリーランスです。
従業員マインドで稼ぐということは、自分の時間を切り売りするのと同義。
時給1000円のアルバイトで働いているのなら、「私の1時間には1000円しか価値がありませんよ」と公言しているのと同じなのです。
それではいつまで経っても月収100万円を稼いだり、年商1億円に達したりするフリーランスにはなれないのです。
時間の切り売りはやめて起業家マインドで働こう
世の中のサラリーマンやアルバイトの多くは、自分が時間の切り売りビジネスをやっていることを自覚してすらいません。
それどころか、「今月は時給が10円アップした!」なんてことで喜んでいたりするのです。
一方で、起業家マインドを持っている人たちは、たった10円の時給アップになど目もくれません。
彼らが目指しているのは、より少ない時間で、より大きな成果を出すこと。
そこで浮いた時間を自分の好きなことに使って、幸福で充実した人生を送ることをモットーとしているのです。
まずは時間の断捨離から
では、私たちが起業家マインドを持って働きたいと考えたとき、具体的にどのように行動していったらいいのでしょうか?
まず取り掛かるべきなのは、時間の断捨離です。
1日の働く時間を減らしてしまって、その減らした時間でもこれまでと同じだけの売上を稼げるように工夫していくのが大切です。
たとえばこれまで1日8時間働いて5万円稼いでいたなら、1日4時間の労働で5万円稼ぐことを目指すというわけです。
これが「1日7時間で5万円稼ぐ!」という目標を設定してしまうと、多少目や手を早く動かすだけで達成できてしまいます。これでは意味がありません。
そうではなく、私たちがやるべきなのは抜本的な働き方の見直しです。
自分じゃなくてもできる仕事をスタッフさんに外注したり、自動化するためのツールを使ったりすることで働く時間を圧倒的に短縮するべきなのです。
おわりに
今回は従業員マインドと起業家マインドをテーマにお話ししてきました。
ここで紹介した考え方を応用して、これまでの半分の時間で同じ売上、ゆくゆくは2倍の売上を手に入れることを目指して行動してみてください。