信用される文章書けますか?FORCEPSの公式で誰でもコピーライティングの達人に

この知識はこんな人にオススメ

「SNSやLINE@で信用される文章を書きたい人」

「コピーライティングのスキルを磨きたい人」

FORCEPSの公式とは?7つの証明が信用を得る

マーケティングの世界では、お客さんの行動についての「3つのNot」があるとされています。

  • 読まない(Not Read)
  • 信じない(Not Believe)
  • 行動しない(Not Act)

それがこの3つで、お客さんにメッセージを届けて商品を買ってもらうためには、この3つの壁を乗り越えないといけないんですね。

このうち「信じない(Not Believe)」という壁を乗り越えるためのテクニックが、今回紹介するFORCEPS(フォーセプス)の公式です。

FORCEPSというのは、英語で「ピンセット」を意味する言葉。

この言葉自体には大きな意味はなく、次の7つの言葉の頭文字をとってこう呼ばれます。

  1. Factual Proof(事実証明)
  2. Optical Proof(視覚証明)
  3. Reverse Proof(転換証明)
  4. Credentialing Proof(信任証明)
  5. Evidential Proof(証拠証明)
  6. Perceptual Proof(知覚証明)
  7. Social Proof(社会証明)

この7つの「証明」を使いこなすことによって、誰でも簡単に「お客さんに信用される文章」を書くことができます。

今回は、7つの証明についてそれぞれを解説していきましょう。

Factual Proof(事実証明)

Factualは「事実の」を意味する言葉で、具体的な統計やデータを使って根拠を示すことがポイントになります。

たとえば「新型コロナで経済は落ち込んでいます」と書くだけよりも、「内閣府の発表によるとこういうデータがあるとわかっていて…」と書くほうが、説得力は高まりますよね?

客観的な事実を見せることによって、メッセージの信用性を高めるのが、Factual Proof(事実証明)です。

Optical Proof(視覚証明)

Opticalは「視覚的な」を意味する言葉で、伝えたいメッセージを視覚化することで信用性を高めることができます。

たとえば、「この方法で1億円稼ぎました!」と文字だけで伝えるよりも、実際にお金が振り込まれた銀行通帳の画像を添付したほうが、信じてもらいやすくなるでしょう。

自分が売っている商品を見せる際にも、イメージ画像として書籍やDVDの写真を使うことで、成約率が大きく高まります。

ライザップのCMや広告のように、ダイエットに成功した人のビフォーアフターを視覚的に訴えることも効果的です。

Reverse Proof(転換証明)

Reverseは「反対」を意味する言葉ですが、ここでは「比較」という意味合いで考えるとわかりやすいと思います。

つまり、ライバルの商品と比べてどこが優れているのかを伝えることで、信用度を高めるテクニックです。

たとえばダイエットコンサルを販売するときにも、「ジムに通う場合と比べてどれだけ時間を節約できるか?」「他のダイエット商品と比べて、どれだけ早く効果が出るか?」とアピールするわけですね。

ただしライバルの商品を批判して攻撃するような表現は逆効果になるので、ご注意を。

Credentialing Proof(信任証明)

Credentialingは「証明書」という意味があり、主に第三者からの「推薦の声」「実績者の声」などが当たります。

自分だけが「うちの商品はいいですよ!」と伝えるだけよりも、権威ある有名人が「おすすめですよ!」とアピールするほうが、ずっと商品が欲しくなるはずです。

たとえば、有名なYouTuberがあるブランドの化粧品をおすすめしていたとします。

単にブランドの会社自身がCMを流すよりも、YouTuberにおすすめしてもらうほうが、お客さんとしてはずっと欲しいと感じやすくなるわけです。

ただし、ヤラセやサクラ、ステマ(ステルスマーケティング)になってしまわないようにしてくださいね。

Evidential Proof(証拠証明)

Evidentialは「証拠となる」という意味の言葉で、商品が実際に効果があることを証明することを言います。

たとえば、掃除機や調理器具などの実演販売がわかりやすいでしょう。

どれだけ優れた商品なのかを証明するために、実際にお客さんに掃除機を使ってもらったり、包丁で野菜を切るデモンストレーションを行う。

そうすることで、商品の信用度を大きく高めることができます。

Perceptual Proof(知覚証明)

Perceptualは「知覚的」という意味で、商品についてのストーリーを伝えることを言います。

「こういう想いがあるから、この商品を開発しました!」というように、お客さんの感情に訴えるような物語を書くわけですね。

人は統計やデータを見せられれば理性的に納得しますが、感情的に納得するためにはストーリーが欠かせません。

お客さんの記憶に残るような、信用される文章を書くためにはストーリー性のある書き方を心がけてみましょう。

Proof(社交証明)

 

最後のSocialは「社会的な」という意味の言葉ですね。

いわゆる「口コミ」が商品の信用度を高めることを指すテクニックで、レビューや評判が商品の売り上げを大きく左右することを言います。

たとえばAmazonのレビューが1件もない商品より、100件200件とついている商品の方が、安心して買うことができますよね?

スカスカのラーメン屋よりも行列ができているラーメン屋のほうが行ってみたくなる心理と同じ。

ここでも「推薦の声」「実績者の声」がSocial Proof(社交証明)に役立つので、すでにお客さんがいるならぜひアンケートをとっておきたいですね。

おわりに

ここで紹介したFORCEPSの公式は、SNSの投稿やLINE@の配信、キャッチコピーの作成などさまざまなシーンで役に立ちます。

いきなり全部使おうと思わなくていいので、まずは1つか2つを日々の発信に取り入れてみてはいかがでしょうか?