短期的に稼げるフリーランスはフロー収入頼り、長期的に稼げるフリーランスはストック収入の比率が高い…。
ビジネスの世界には、こんな法則も存在します。
フリーランスとして成功できる人と失敗してしまう人には、大きく分けて3つの違いがあるんです。
今回は「ビジネスを長期的に安定させるために必要なこと」をテーマに、大切なポイントについて紹介していきましょう。
目次
長期的に稼げるフリーランスは、ほんの一握り

ビジネスの世界では、短期的に稼げるフリーランスというのはあまり珍しくありません。
月100万円の売り上げを達成することも、1ヶ月や3ヶ月くらいなら難しくないのです。
しかし、ビジネスの世界は非常に競争が激しく、変化も大きい。
なのでちょっと油断していると、すぐにライバルに負けて市場から退場することになってしまいます。
そうならないためには、どうしたらいいのでしょうか?
フリーランスとして長期的に稼げるのは、こんな人
ライバルに負けず、競争や変化にも適応して安定して稼げるフリーランスは、次のような特徴を持っています。
- 2つの収入源をもて
- 他人と比較しない
- 理想の明確化
これらの3つのポイントについて、早速お伝えしていきますね。
①2つの収入源をもて

そもそも私たちの収入には、フロー型収入とストック型収入の2種類があります。
フロー型収入というのは、「連続する一過性の収益」のこと。
たとえば、単発でバックエンド商品を売り、30万円や50万円の収益が出るパターンです。
稼げる金額は大きいですが、安定性には欠けてしまいます。
一方のストック方収入は、サブスクや月額課金によって、小さい収益を積み重ねて継続する収入を指します。
この2つの収入源をしっかりと確保することが大事なんですね。
ストック型収入(サブスク)の事例
具体的なストック型収入の例としては、次のようなものがあります。
- Netflix
- AbemaTV
- Amazon Music
- オンラインサロン全般
- クレジット決済サービス
- 飲食店(11000円で1ヶ月食べ放題)
エンタメやドラマ、音楽が見放題になるサービスや、コミュニティに参加できるサービス、GMOペイメントのようなクレジットカード決済を扱うサービスなども、ストック収入に当たります。
少し前には、牛角で月11000円払えば食べ放題になるサブスクも話題になりましたよね。
大企業なら当たり前にやっている両刀戦略

フロー型とストック型、これからの時代は、この2つの両刀で戦っていくことが重要になってきます。
実際、ソフトバンクやGMOグループなどの大企業なら、当たり前のようにやっている戦略でもあります。
携帯のキャリア契約などもそうですよね。
最新のiPhoneは10万円以上の価格ですが、一括で払うこともできます。この場合はAppleのフロー収入になります。
iPhoneを使うためにはソフトバンクなどで毎月の通信料がかかるので、この料金がソフトバンクのストック収入になるというわけです。
月額で毎月安定して収入が入ってくるので、儲かりやすく、潰れにくくなるんですね。
バックエンド商品を売るだけでは、不安定
もちろんバックエンド商品を売るフロー収入も、ある程度は安定化させることはできます。
実際、SYKでも月2500〜3000万円のフロー収入が安定しているくらいです。
でも、何かの拍子に商品が売れなくなったり、集客できなくなったらどうなるでしょうか?
もし住んでいるマンションの家賃や生活費など、固定費が十分払えるくらいのストック収入があれば、心の余裕が全然違ってきますよね?
仮にオンラインサロンのようなストック収入だけで月30万円稼げていれば、バックエンド商品が1個も売れなくても生きていくことができるわけです。
安全な投資の判断がしやすくなるメリットも

たとえばストック収入が20万円や30万円ある中で、10万円を広告に回すのは安全な投資と言えます。
一方で、バックエンド商品が売れるかどうかわからない中で、10万円もの広告を出すのはリスキーになってしまう。
実際、ビジネスの世界で伸びている企業やフリーランスも、サブスク収入があるから安全な投資ができ、成長につながっているんですね。
②他人と比較しない

長期的に成功するフリーランスの2つ目の特徴は、他人と比較しないことです。
これから起業しようとする人の半分以上は、他人と比較しがちな傾向にあります。
このタイプの人は、どれだけお金を稼いでも自己肯定感が上がらない特徴を持っています。
もちろん、長期的にビジネスをやっていく上で、人と比較することがエネルギーになることはあります。
でも、ある程度までいくと、自己肯定感が低いことが原因で売り上げが伸び悩んでしまうんですね。
初心者が大会社と比べても、苦しくなるだけ
たとえば、「やっと月商30万円達成した!」という段階の人が、年商150億円の人と比べたらどうなるでしょうか?
きっと、「やっぱり自分なんて…」「あの人は天才なのでは?」と思ってしまい、そこで心が折れてしまう人も多いでしょう。
なんとか努力して年商1000万円を超えた人が、年商6兆円のソフトバンクと比べたって、意味がないのです。
1.5倍上の人をモデリングしよう
私たちがお手本とするなら、自分よりも1.5倍稼いでいるくらいの人を選ぶべきです。
その人のやり方を吸収して、自分の中に取り入れながら成長できるとしたら、このくらいの範囲の人がベスト。
ビジネスの初心者がいきなりソフトバンクの売り上げと比較するのではなく、自分と同じ業種で1.5倍稼いでいる人から学んでみましょう。
③理想の明確化

これはある程度売り上げが上がってきてからの話になるのですが、「理想の明確化」もステップアップに必要な考え方です。
まだそれほど稼げていないなら、まずは「稼ぐ」の一点突破で進めばOKです。
その先、月30万円や50万円を超えてきたら、自分の目指す価値観が少しずつ見えてくるはずです。
- いくら稼ぎたいのか?
- どんなライフスタイルを送りたいのか?
- 何が欲しいのか?
- どんな事業をやっていきたいのか?
こうした理想から逆算して、何をやっていけばいいのかを書き出してみることがポイントです。
月に1回、理想の生活を書き出してみよう
もし「好きな場所で縛られずに働きたい」と考えるなら、リモートワークを始めてみるのがいいでしょう。
もちろんどんな働き方にもメリット・デメリットはありますが、きっと自分の理想に近づいていくはず。
このように、自分の理想について考える時間を、月に1回は取るようにしてみてくださいね。
おわりに
長期的に稼げるフリーランスには、次の3つの特徴があることをお伝えしました。
- 2つの収入源をもて
- 他人と比較しない
- 理想の明確化
特にストック収入を得ることは、安定した収入のためには必須なので、ぜひ目指してみてくださいね。