フリーランスがメンタルを安定させるためにやるべき3つのこと

この知識はこんな人にオススメ

「長く安定してビジネスを続けていきたい人」

「強靭なメンタルを身に付けたいと考えている人」

成功できるかどうかは、メンタルに左右される!

フリーランスとして働くことは、ある意味孤独との戦いです。

会社で働くのとは違って、自分を監視してくれる人がいないため、サボろうと思えばひたすらサボることができてしまいます。

それはそれで問題なのですが、一方で働こうと思えば働き続けてしまえるのも事実。

働きすぎはストレスを抱えてメンタルを壊してしまう原因にもなり、不幸な結末に至ってしまうリスクが高まります。

ある意味フリーランスがビジネスを成功させるためには、安定したメンタルを保つことが不可欠なんですね。

メンタルが弱ければ、行動を続けられない

メンタルが弱いままフリーランスとしてビジネスを続けていれば、何かうまくいかない出来事に直面したとき、挫折してしまう可能性が高まってしまいます。

ネガティブな出来事を乗り越えられるメンタルを持っていなければ、ちょっとしたことでビジネスをあきらめようと考えてしまうリスクがあるのです。

実際に成功している人の中にも、メンタルが弱いまま大きな成果を手にしている人は多くありません。

大きな成果を手に入れるということは、それだけ大きな責任を伴うということ。

メンタルが強い人でなければ、大きなビジネスを手がけることができないんですね。

メンタル管理はスキルである

メンタルの強さは生まれつきの性格で決まると考えている人が多いですが、実はそんなことはありません。

メンタルは後から鍛えていくことが可能な「スキル」であり、今から伸ばしていくことも十分に可能です。

メンタルだけでビジネスを成功に導くことはできないかもしれませんが、強靭なメンタルを身に付けておくことで、ビジネスを有利に進めていくことが可能です。

今回の記事では、そうしたメンタル管理に役立つ3つのポイントについて解説していきましょう。

①自分に正直に働き続ける

フリーランスが収入を増やそうと考えたとき、給料が固定されているサラリーマンと比べると簡単に売り上げを増やしていくことができます。

手っ取り早く稼ごうと考えると、もしかしたらお客さんのことを騙してお金を稼ぎたいと考えることもあるかもしれません。

本当は正しいノウハウを知っているのにそれを否定して、「いやいや、こっちの商品のほうがいいですよ」と、押し売りをしていくようなイメージです。

あるいは、ライバルの商品を批判して、「あんなものを買うくらいならうちのほうがいいですよ」という売り方をしてしまうのは、フリーランスなら誰でも経験があるかもしれません。

モヤモヤしながら無理やり稼いでも、続かない

しかしそうした売り方をしていると、心のどこかでモヤモヤした気持ちが残ると思います。

「本当にこのままでいいのだろうか!」「お客さんに後からクレームをつけられないだろうか?」

そうした気持ちのままビジネスを続けていると、次第にメンタルのバランスが崩れていってしまいます。

多少お金は増えたかもしれませんが、心の豊かさを失ってしまっている状態です。

そうした働き方では、長く安定して稼ぎ続けることは困難でしょう。

結局は誠実な人が、一番成功する

ビジネスで大きな成功を手にする人というのは、お客さんに対しても常に誠実であろうとします。

お客さんにとって最適な解決方法を教えてあげることが、長期的には大きな成果をもたらすと知っているからです。

あなたがお客さんの立場だったら、自分の商品だけではなくライバルの商品の良さを教えてくれる営業マンには、大きな好感を抱くはず。

そうした売り方を心がけていくことでお客さんからも信頼され、「人の役に立っている」という実感が得られ、安定したメンタルが手に入るのです。

②自分の中に軸を持つ

特に駆け出しのフリーランスに多いことなのですが、自分の仕事やビジネスのコントロール権を相手に渡してしまっている人が多くいます。

たとえば自分の商品の単価を人に決めてもらおうとしたり、ビジネスでの意思決定を誰かに委ねようとしてしまう人たちです。

私たち人間が1番ストレスを感じやすい状況というのは、自分に一切コントロール権がない環境のことをいいます。

ひたすら単純作業ばかりやらされていて、創意工夫の余地がなく、マニュアル作業しかできない職場なら、長く続けることができずにやめてしまうでしょう。

周りの人に人生のコントロール権を渡さない

メンタルを安定させるために必要なのは、自分の人生のコントロール権を自分で手にしておくこと。

自分の中にはっきりとした軸を持って、「これ以外のことはやらない」「これ以上は絶対に妥協しない」といったラインを定めておくことが重要になります。

自分のビジネスを自分で考えて決めることができるなら、たとえ毎月の収入が少なかったとしてもメンタルは非常に安定しているはず。

『嫌われる勇気』を持とう!

わかりやすく言い換えるなら、嫌われる勇気を持とうということでもあります。

たとえ周囲の人に嫌われようとも自分の軸を貫く。

これができれば最強のメンタルが手に入ります。

もちろん最初からすべての人に嫌われようとする必要はありません。

自分の信じる道を進む中で、自分を否定してくる人には嫌われてもいいと考える態度がポイントです。

どうやったら人に好かれるかを考える人生ではなく、どうやったら自分の好きなことだけをやれる人生になるかを考えていきましょう。

③仲間の成功を応援する

私たち人間というのは、自分が苦労したり大変な目にあったりすることにはある程度耐えることができます。

その一方で自分の仲間や大切な人が、自分の行動が原因で大変な目に遭うというのは、大きなストレスを抱える原因になります。

たとえば、お金がなくて自分1人が困るのはそれほど大きなストレスにはなりませんが、自分にお金を稼げる能力がないせいで家族を路頭に迷わされてしまうことには、大きな抵抗を感じます。

これは仕事上のビジネスパートナーとの関係でも同じことが言えて、自分のせいで周りに迷惑をかけてしまう状況に大きなダメージを受けてしまうのです。

みんなで徹夜していても不幸になるだけ

気の合う仲間と一緒に起業したケースや、知り合いと一緒にビジネスを立ち上げた人なら、自分を含めてみんなで徹夜してがんばろうとする雰囲気もあるかもしれません。

私たちは誰でも、自分が徹夜することには大きなストレスを感じません。

でも、自分が無理なスケジュールで仕事をしていたばかりに、仲間にも徹夜を強いるような状況では、メンタルのバランスを大きく崩してしまうのです。

人を支えることが、メンタルの安定に

メンタルを安定させるための働き方のポイントとしては、自分と関わる人たちを応援したり、サポートしたりすることにあります。

自分のビジネスの結果で誰かに迷惑をかけるのではなく、誰かの手助けになるような仕事をするということです。

私たちが1番大きな幸福を感じるのは、自分が大きな成果を出せるようになったときではありません。

仲間が成功したときや、お客さんが幸せな人生を手に入れたときです。

安定したメンタルで仕事をしていきたいなら、自己中心的に考えるのではなく、周りの人たちの幸せを第一に考えて行動してみましょう。

おわりに

今回はフリーランスのメンタル管理をテーマにお話ししてきました。

安定したメンタルで長く安定したビジネスを続けていきたいなら、今回の話を参考にしてみてください。