「オンラインサロンを作る」と言われると、なんだか特別な人にしかできないことだと思われがちです。
でも、オンラインサロンの仕組み自体は、素人でも簡単に作り上げることが可能。
もちろんオンラインサロンを作ることと、オンラインサロンで結果を出せることはまったくの別問題ですが、ここではシンプルにオンラインサロンの作り方について3ステップで解説していきましょう。
目次
誰でも簡単に作れるオンラインサロン

そもそもオンラインサロンというのは、いわゆる「ファンクラブ」のようなイメージです。
同じ目標を持ったメンバーが集まり、主催者や講師が中心となってさまざまなことを学ぶ…。
すでにビジネスの勉強をされている方なら、どこかのオンラインサロンに所属してスキルアップを目指していることもあるでしょう。
オンラインサロンの多くは月額課金制になっており、月1000円〜1万円くらいの月会費が発生します。
仮に月1万円のオンラインサロンに100人のメンバーが集まれば、それだけで主催者にとっては月100万円の安定収入になるというわけです。
運営するのは非常に難しい
近年ではオンラインサロン業界が急成長していることもあり、オンラインサロンを作ること自体は誰にでも簡単にできます。
オンラインサロンを立ち上げるための機能やガイドが整ったプラットフォームも用意されていて、決して難易度の高い作業ではありません。
ただし、オンラインサロンを作ることは簡単でも、成功するオンラインサロンを作ることは難しい。
大半のオンラインサロンは、数人〜数十人のメンバーしか集まらず、主催者のモチベーションも下がって、自然消滅していくのが運命なのです。
それでも一度オンラインサロンの運営を疑似体験してみたいなら、次の3ステップで実際に仕組みを作ってみるといいでしょう。
ステップ①Facebookグループを作成

オンラインサロンに必ず必要なのは、メンバー同士が交流する場です。
いわゆるFacebookの「非公開グループ」を作って、グループの参加者だけで交流できるコミュニティを作成します。
Facebookなら基本的に実名で登録する必要がありますし、「間違って知らない人を加入させてしまった…」といったトラブルも避けられます。
多くの人が使うSNSなので操作に慣れている人が多く、機能も充実しているのが特徴です。
LINEやSlackを使ってもOK
Facebookの非公開グループ以外にも、LINEのグループに招待してコミュニケーションを取ったり、Slackというアプリを使うこともあります。
どのツールも無料で使うことができますし、個別にメッセージのやりとりを行うことも可能。
一通りのツールを試してみて、主催者である自分が一番使いやすいものを選ぶといいですね。
ステップ②プラットフォーム利用か、個人運営かを決める

次に、オンラインサロンをプラットフォームを利用して立ち上げるか、それとも自分でイチから作成するから選びます。
プラットフォームを利用する場合は、手数料はかかりますが、面倒な作業をカットすることができて、決済システムも付属しています。
参加を希望する人に自動で招待メールを送ったり、わざわざクレジットカード情報を入力するシステムを作らなくてもいいのが強みです。
一方で自前で立ち上げる個人運営なら、プラットフォームによる制限がなく手数料もほぼゼロ。
コミュニティをイチから立ち上げる経験を積むことができますし、近年ならスタートのハードルも下がってきています。
審査が厳しいプラットフォームもあり
プラットフォームを利用する場合は、オンラインサロンを立ち上げる際に審査があることも覚えておきましょう。
極端に言えば、どれだけ有益な情報を発信していたとしても、プラットフォーム側が気に入らないと言えば、オンラインサロンを立ち上げることが不可能になるということです。
プラットフォーム側としても、質の低いオンラインサロンが乱立するのは、ブランド価値を下げることになってしまいます。
なので、どれだけ熱意を傾けて準備したとしても、プラットフォームの審査に落ちる可能性があることは知っておくべきです。
ステップ③決済システムを用意する

意外と忘れがちなのが、決済システムを用意することです。
せっかく加入希望のメンバーが集まったのに、クレジットカード情報が入力できなくて参加できない…なんてことになれば、もったいない機会損失が発生します。
しかし安易によく知らない決済システムを利用してしまうと、不正決済や未払いなどのトラブルに巻き込まれることもある。
ビジネスでは一番重要なお金を扱う部分だからこそ、特に慎重に選ぶ必要があります。
ペライチやPayPalがおすすめ
ただ、プラットフォームを利用してオンラインサロンを立ち上げるなら、プラットフォームに決済システムが用意されているので、難しく考える必要はありません。
自前で立ち上げて決済システムを用意するなら、ペライチやPayPalの決済システムを利用するのが、一番安心かなと思います。
ペライチは簡単にHPやLPを作成できるサービスですが、「ペライチ決済」という決済システムを利用することもできるんです。
同じように、PayPalにもクレジットカード決済を行う機能があります。
銀行振り込みがおすすめできない理由
オンラインサロンは、毎月定額の料金を支払ってもらうことで成り立つ、サブスクビジネスです。
ですので、銀行振り込みのような支払い方法は、あまりおすすめできません。
振り込みを忘れたメンバーが退会することになったり、手作業で入金をチェックする手間が発生してしまうからです。
お客さんがどうしてもと言わない限り、クレジットカード決済ができるシステムを導入したほうがいいでしょう。
どんなコンテンツを発信すべき?

実際にオンラインサロンの運営を始めたら、メンバーに満足してもらえるようにコンテンツを発信していく必要があります。
たとえば、YouTubeの限定公開動画を使って、オンラインサロン内だけで視聴できるコンテンツを用意する。
Zoomを使って一人ひとりの悩みに対してアドバイスを提供する。
オフ会イベントを開催して、メンバーだけが交流できる場所を用意する…など。
こうしたコンテンツを用意することで、既存のメンバーの解約率を大きく下げることができます。
コミュニケーションを大切にしよう
オンラインサロンを運営するというと、新しいメンバーを増やすことに重点を置きがちです。
それも大事なのですが、同時に「解約数を減らす」ことも意識しないといけません。
メンバーが解約してしまうのを防ぐには、日頃から一人ひとりとコミュニケーションを取って信頼関係を深めるのが大切になります。
そのことを理解して、オンラインサロン運営にチャレンジしてみましょう。
おわりに
オンラインサロンを始めることは簡単でも、安定して運営することは難しい。
それでも、毎月決まった収入が入ってくるというのは、フリーランスとしては大きな魅力ですよね。
まずはオンラインサロンを立ち上げてみなければ始まりませんので、無料で使えるツールを駆使してオンラインサロンの運営を体験してみてはいかがでしょうか?