朝食を食べてはいけない!集中力を2倍にする食事テク

この知識はこんな人にオススメ

「食後も高い集中力を維持したい人」

「最短最速で成功したいと考えている人」

毎日3食きっちり食べて、眠くなってませんか?

あなたは普段、どんなことに気をつけて食事をとっていますか?

  • 3食かかさずきちんと食べる
  • バランスのよい食生活を心がける
  • よく噛んで食べる

など、さまざまな考え方があると思います。

でも、集中力を高めてビジネスの成果を上げようと考えるなら、実は見直したほうがいい食習慣があります。

それが今回のテーマとなる「朝食を抜く」という考え方です。

多くの人は1日3食しっかりと食べることを当たり前のことだと思っていますが、体や脳みそのメカニズムを考えると、実は日中の作業効率を落とす結果になりかねないのです。

消化にはフルマラソン1回分のエネルギーが使われる

よくランチを食べた後に眠気に襲われることってありますよね??

あの眠気って、どんなメカニズムで発生しているのか考えたことはあるでしょうか?

結論から言うと、食後に私たちが眠気を感じるのは、血液やエネルギーの大半を胃腸に回していることに理由があります。

食事の前までは脳みそに流れていた血液が、食後は胃腸に偏ることになるため、脳みそに十分な酸素や栄養が回らずにウトウトしてしまうんですね。

食べ物の消化にかかるエネルギーは意外とバカにならず、一説には1600kcalほど消費すると言われています。

1600kcalといえば、フルマラソンを1回走るくらいのカロリー消費です。

「ご飯を食べる」という私たちが普段何気なくやっていることには、実は膨大なエネルギーが使われているんですね。

「朝飯前」は集中力のゴールデンタイム

「そんなの朝飯前だよ!」なんて言葉が使われることがあります。

多くのシーンでは「そんなの簡単なことだよ!」というニュアンスで使われていますが、そもそもなぜ朝飯前なのかと考えてみると、それが食事の消化に膨大なエネルギーが使われる前だからという予想が立てられます。

(朝ごはんを食べてエネルギーを消費して、眠くなってしまう前なら)「簡単なことだよ!」というわけですね。

実際、心理学的にも私たちの集中力は食事を食べる前に、一番高まることがわかっています。

私たちフリーランスや個人起業家にとっても、朝飯前のゴールデンタイムをいかに活用できるかが、結果を大きく左右することになるのです。

朝食を抜くことが集中力アップにつながる理由

では、なぜ朝食を抜いた方が集中力アップにつながるのでしょうか?

その理由は、次の2つがあげられます。

朝食を抜くべき理由①生命維持モードになる

1つは、私たちの体が生命維持モードに切り替わるという理由です。

要するに、「しばらく食事をしてないから栄養が不足する!ここはエネルギーを高めて全力で食料を探そう!」という覚醒モードに入るというイメージです。

自然界の動物たちをみてみても、エサを食べる前よりも食べた後のほうが、動きがゆっくりになってスピードが落ちる印象がありますよね。

朝食を抜くことで空腹の時間を長くすることで、エサを食べた後のだらけてしまう状況を回避して、覚醒モードで長時間働けるようになるのです。

朝食を抜くべき理由②眠気がやってこない

朝食を抜けばシンプルに食後の眠気がやってこなくなるため、集中力が長続きするという理由もあります。

本来は昼食を食べて消化に費やすはずだったフルマラソン1回分のエネルギーを節約できるわけですから、仕事をしていて眠気に襲われる…なんてことも少なくなります。

朝からガッツリと仕事ができれば、なんとなく1日が長くなったように感じられて、充実感も高まります。

「よし、明日からもこのペースでがんばろう!」というモチベーションにもつながり、ビジネスの成果が出やすくなるのです。

1日8時間だけ食べる「プチ断食」をやってみよう

朝食を抜くのと同時におすすめしたいのは、「プチ断食」というテクニックです。

一般的なイメージにある苦行のような断食ではなくって、もっとカジュアルにできる断食のことですね。

具体的には、1日のうち16時間を断食してすごし、残りの8時間の間で1日分の食事をすませるという考え方になります。

###16時間の断食、実は簡単!
「16時間も断食するなんて、無理!」と思われるかもしれません。

たしかに、時間の長さだけをみれば空腹を我慢できそうにないと感じるでしょう。

ただ、この16時間の中には睡眠時間をカウントしてもOKです。

仮に毎日8時間睡眠をとっている方なら、実質的な断食時間は8時間でOK。

朝起きてから4時間は何も口にせず、寝る前4時間も何も口にしない…というやり方でも十分達成可能なのです。

このプチ断食は、専門用語では「リーンゲインズ」と呼ばれ、集中力アップ以外にも健康増進などさまざまなメリットがあることもわかっています。

ダイエットに悩む人に効果も

断食といえばダイエットのイメージを持っている人は多いと思いますが、プチ断食はもちろんダイエットにも使えます。

プチ断食では1日のカロリーや食事の制限は行いませんが、「1日8時間以内で食べる」というルールにしてしまえば、自然と食事の回数が減って摂取カロリーも低下していきます。

その結果、消費カロリーが摂取カロリーを上回り、ダイエットに成功するというメカニズムです。

朝食を抜いて、寝る前の食事も控える…というシンプルな方法で、集中力アップとダイエット効果、どちらも手に入れることができるのです。

どうしてもお腹が空いてしまうときには…

朝食を抜いたりプチ断食をしている中で、どうしても空腹に耐えられなくなってしまうことがあるでしょう。

でも、そこでルールを破ってしまえば全部水の泡。

「もうどうにでもなれ!」という心理でどか食いをしてしまい、強力な眠気に襲われて仕事が手につかなくなったり、体重が増えてしまったりするのです。

激しい運動によって空腹感ダウン

もし空腹に耐えられないレベルなら、ちょっとした運動をしてみるのがおすすめです。

たとえば、その場でスクワットをしたり少し家の周りをランニングしてみたりといった感じです。

私たちは体を動かしていると、空腹を感じにくくなるという性質を持っています。

運動によって血行が改善されれば、脳みそへの血液の量も増えて集中力アップにつながるでしょう。

間食には無塩ナッツがおすすめ

どうしても何か口に入れたいなら、無塩ナッツを用意してみましょう。

ただし、油で揚げたものや塩味がついたものはNG。

あくまでもミックスナッツを素焼きにしたおやつをコンビニやスーパーで手に入れて、それをストックしておくのです。

ナッツというのは低GI値食品として有名で、食後の眠気を抑えてくれる効果が期待できます。

こちらもダイエットに効果ありな食品なので、ぜひ間食に取り入れてみてくださいね。

おわりに

今回は集中力をアップさせるための食事術について紹介してきました。

最短最速で結果を出すために、普段の食事にも気を遣ってみてくださいね。