「リツイート」「いいね」する人の行動心理って?シェアしたくなる投稿を分析

「リツイートといいねの数が、Twitter集客の結果を決める」

そう言われて、異論がある人はいないでしょう。

リツイートやいいねの数が増えれば、それだけTwitterでの認知が広がって見込み客にリーチしやすくなるからですね。

「それはわかっているけど、なかなかリツイートもいいねも増えないんです」

今回はそんな悩みを持つ方に向けて、人が「リツイート」「いいね」するときの行動心理について紹介していきます。

あなたはどんなときに「リツイート」「いいね」しますか?

普段からプライベートでTwitterを使っている人に考えてもらいたいのですが、あなたが「リツイート」「いいね」を押すときってどんな場面でしょうか?

  • 気になるニュースを拡散したいとき
  • おもしろい画像を見つけたとき
  • 自分の意見を発信したいとき

など、さまざまな理由が考えられると思います。

では、Twitterにいるあなたのお客さんが「リツイート」「いいね」するときは、どんな心理が働いているでしょうか?

実際のお客さんの心理を理解できなければ、リツイートもいいねも集めることはできません。

シェアする人の2つの行動心理

そもそも人がSNSの投稿をシェアしたいと考える背景には、2つの行動心理があります。

承認欲求を満たしたい

1つは、承認欲求を満たそうとするもの。

  • 「私のことを認めてもらいたい」
  • 「情報が早い人だと思われたい」

このような心理によって、話題のニュースや注目のツイートをシェアしようとします。

このタイプの人は、普段の投稿でもブランド物や旅行についてのツイートが多く、自分を認めてもらいたいと考えています。

人の役に立って有益な人だと思われたい

有益な情報や価値ある情報をシェアすることで、周りの人に「この人はいい人だ」と思われたい心理が働くこともあります。

たとえばペット写真が好きなフォロワーのために、かわいいペットの写真をシェアするというパターンです。

そうすることで、相手からは感謝されて自分の価値を高めることができるからです。

人が「リツイート」「いいね」をしたくなる3つの条件

次に、人がリツイートやいいねをしたくなるときの条件についても見ていきましょう。

  1. 共感したとき
  2. 自分の考えを代弁してくれたとき
  3. 後で読み返そうと思ったとき

これら3つの条件について解説します。

①共感したとき

「わかる!」
「私もそう思ってた!」

このようにツイートの考えや内容に共感したときに、人はリツイートやいいねボタンを押します。

自分と同じ価値観を見つけると、人はシェアしたくなる心理が働くのです。

たとえば有名人が「朝食は抜くべきだ!」とツイートしていて、あなたも朝食は抜く派だったら、リツイートやいいねを押すはずです。

でも、朝食を食べないと元気が出ないと思っている人からは、あまり反応は期待できないでしょう。

②自分の考えを代弁してくれたとき

自分の意見としては発信しづらいことや、本音では言えないことなどを代弁してくれるツイートにも、シェアが集まりやすくなります。

他人のツイートを通じて「私もこう思っている!」と発信することできるので、なかなか自分の気持ちを表現できない人からも反応が集まります。

Twitter上では中立的な立場のツイートよりも、偏った意見のほうがシェアを集めやすいのもこれが理由です。

アンチコメントや誹謗中傷が怖くなることもありますが、自分の本音の意見はどんどん発信していくべきなのです。

③後で読み返そうと思ったとき

「今は時間がないから後でじっくり読もう」と思って、備忘録のためにシェアをすることもあります。

長い文章の投稿や、情報がよくまとまっている投稿、気になるURLが貼られている投稿などが多いですね。

後で自分が読むためという目的が一番ですが、他の人にも拡散しようとシェアするパターンも珍しくありません。

Twitterでシェアされやすい投稿とは?

ここまでの内容を踏まえて、Twitterでシェアされやすい投稿について考えていきましょう。

Twitterを使っていてなかなかリツイートやいいねが集まらなくて悩んでいるなら、ぜひ取り入れてみてください。

有益ツイート

シェアされやすい投稿の1つ目は、有益ツイートです。

文字通り、読んだ人にとって有益で役に立つ投稿を発信するのがポイントです。

企業がよく使っている「RTでプレゼントキャンペーン」なども、この有益ツイートの一種ですね。

ほかにも日常的に使えるライフハックやコツ、テクニックなどもシェアされやすい内容です。

「役に立った」「得をした」と思わせるのがコツ

有益ツイートを投稿するときに大事なのは、読んだ相手が「役に立った」「得をした」を感じることです。

どれだけ価値のある情報だったとしても、「英文学がテーマの論文で注意すべき点」のような投稿をしても、多くの人にとっては「役に立った」とは感じませんよね?

大切なのは、自分にとって役立ったかではなく、フォロワーにとって役に立つのか?得をするのか?を考えること。

自分が言いたいことをTwitterで発信するのではなく、お客さんが求めていることを発信することを心がけましょう。

エモいツイート

有益ツイートより難易度が上がりますが、読んだ人の感情を動かすような投稿もシェアされやすくなります。

感情を動かすと言っても、感動的なストーリーを配信しろというわけではありません。

たとえば、日常で起こった変な出来事を、おもしろおかしく投稿するのも「エモいツイート」に含まれます。

友人から伝え聞いた「いい話」だったり、心ない一言で傷ついてしまった話、子どもの頃に感情を動かされたエピソードなどでもいいですね。

感情に訴える情報を投稿しよう

「エモいツイート」のネタになるような出来事やエピソードは、簡単に見つけられるものではありません。

だからと言って、ウソを書くのもフォロワーを騙す行為になるのでNG。

無理やり書く必要はありませんので、「何かおもしろいことがあったらネタにしよう」くらいの意識でも十分です。

おわりに

Twitterの「リツイート」「いいね」は、ある行動心理がもとになって増加します。

Twitter集客では反応が集まるに越したことはないので、行動心理も理解しておくのがベスト。

まずは有益ツイートを書くことから始めて、1つでも多くの「リツイート」「いいね」を集めていきましょう。