目次
この知識はこんな人にオススメ
「ストレスなく稼ぎたい人」
「一人のお客さんにクレームをつけられて、挫折しそうになった経験がある人」
ストレスフリーに稼ぐためには、相手を選ばないといけない

すでにフリーランスや個人起業家として活動している人なら、こんな経験はありませんか?
- 一人のお客さんのクレームに対応するために、何十時間も費やしてしまった
- 重箱の隅をつつくようにあれこれ指摘してくる人に疲れてしまった
私たちが普段ビジネスをやっていれば、どうしても一定の確率で悪質クレーマーのような人にあたってしまうことがあります。
理不尽な理由をつけて返金を要求してきたり、対応範囲外のサポートを無料で行うように求めてきたり。
もちろん悪質なクレーマーに出会う確率は高くないのですが、もしそうしたタイプの人に出会ってしまった場合、こちらから取引を断る勇気を持つことも重要です。
1人のお客さんに消耗してませんか?
仮に自分の提供しているスクールで100人の生徒さんがいたとして、そのうち1人が悪質なクレーマータイプの生徒さんだったとします。
毎日のように意味のない質問が飛んできたり、ちょっとした手違いで怒りをあらわにしてきたり…。
こうしたクレーム対応に時間を取られるということは、残りの99人の生徒さんのために時間を確保できなくなるということでもあります。
その結果、スクール全体の改善にかける時間が少なくなってしまい、もしかしたら99人の生徒さんの中にもあなたのところから離脱してしまうケースが出てくるかもしれません。
お客様=神様という常識は時代遅れ

昔はビジネスの基本として「お客様=神様だ!」という言葉が定着していました。
もちろんお客様第一でビジネスを考え、お客さんに満足してもらえるような商品・サービスを作ることは非常に重要です。
でも、お客さんの言うことを全部聞いて、クレームも全部「貴重なご意見」としてまともに受け取っていたら、ビジネスを継続することはできません。
ネガティブなことを言ってくるお客さんと接していれば、こちらも当然ネガティブになっていきます。
ネガティブ思考は「自分はやってもできない」「挑戦するだけムダ」というマインドセットを生んでしまうため、フリーランスにとっては大敵。
価格に見合った価値を持った商品を交換するのがビジネスの取引ですから、お客さんのことを神様のように拝むのではなく、対等な関係の人間として考えるべきなんですね。
Win-Winの関係を目指そう
私たちが持つべきなのは「お客様=神様だ!」という考えではなく、「Win-Winの関係を目指す」という価値観です。
つまり、お金を払ったお客さんに喜んでもらえて、商品を提供した私たち自身もいい結果を手にする…。
そんな関係を目指さなくては、ビジネスを継続していくことはできません。
Win-Winの関係を目指すために必要なのが、お客さんがあなたの商品を選ぶように、あなた自身もお客さんを選ぶことなのです。
価値ではなく価格で選ぶお客さんは、切り捨てるべし
私たちのお客さんとなる人には、実は2種類のタイプが存在しています。
商品やサービスの「価値」を基準に選ぶ人と、 単純に「価格」で選ぶ人です。
価値を基準に選ぶお客さんは、商品やサービスの質が高ければ価格はどれだけ高くても構わないと考えます。
一方で価格を基準に選ぶお客さんは、商品やサービスの質なんて関係なしに、とにかく安さだけを追求します。
二兎を追う者は一兎も得られない
この両方のタイプを同時に獲得しようと考えると、どうしても商品が中途半端になってしまいがち。
もちろん非常に高い価値があって割安な商品がベストではあるのですが、価値も価格も同時に追求しようとするとどうしても無理が出てしまいます。
価値基準のお客さんには「質が低い」と思われ、価格基準のお客さんにも「値段が高い」と思われて、誰にも買ってもらえなくなるんですね。
ひたすらライバルよりも値段を安く設定してお客さんに選んでもらうのか、それとも他にない付加価値を高めて買ってもらうのかを決めなければ、いつまでも稼ぐことはできないのです。
安くするほど、クレーム率が上がる

ちなみに、一般的な傾向として単価が安い薄利多売なビジネスモデルほど、悪質なクレーマーが多くなっていきます。
たとえば単価100万円のスクールだったら、誰もが本気になって勉強しようとしますが、単価1万円のスクールだと本気じゃない人も一緒になってしまう可能性があります。
本気じゃない人の中には、冒頭で紹介したような悪質なクレーマータイプの人も多くなりますから、ビジネスモデルとして成功しにくくなるんですね。
街中を見渡してみても、スーパーやディスカウントショップのような単価の安い商品を売っているほど客層が悪くなりがちで、高級ブランドの直営店には品のあるお客さんばかりが集まるものですよね?
その意味では、私たちフリーランスや個人起業家も、薄利多売のビジネスではなく、できるだけ単価の高い商品を販売することを目指すべきなのです。
フリーランスだからこそ、30万円以上の商品を売れ!
具体的には、単価30万円以上の商品を作って、世に出していきましょう。
一般的な金銭感覚からすると、単価30万円の商品って非常に高いと感じるはずです。
下手をすれば中古車も1台くらいは買えてしまう金額です。
でも、これだけの高単価に設定すると、まず間違いなく悪質クレーマーは寄ってこなくなります。
価格基準で選ぶお客さんよりも、価値基準で選ぶお客さんの割合が高くなっていくからです。
価格だけで選んで安さだけを追求するお客さんを足切りして、こちらからお客さんを選択していくというわけですね。
お客さんを選択するために必要な3つの行動

最後に、こちらからお客さんを選択してストレスなく稼いでいくためにやっておきたい、3つの行動についてもみていきますね。
①お客さんと信頼関係を構築する
もっとも重要なのは、見込みのお客さんとの信頼関係を作っておくこと。
たとえばInstagramやLINE@を通じてお客さんと仲良くなり、強固な信頼関係を築けていれば、悪質なクレーマーはやってこなくなります。
信頼関係を築いていく中で「あ、この人はなんだかヤバそうだな」と感じたら、こちらから商品を売らないという選択肢を取ることも可能。
その意味では、InstagramやLINE@を通じてしっかりとコミュニケーションを取ることが、ストレスなく稼ぐために一番大切なんですね。
②コストゼロで始める

たとえば家賃100万円のところに住んでいて、毎月の生活費も50万円かかる…という暮らしをしていれば、最低でも毎月150万円以上は稼がなければいけなくなります。
にもかかわらず、あなたの毎月の売り上げが180万円や200万円程度をウロウロしている場合、生活費を払うために少しでも多く稼ぐことが目標になってしまいます。
その結果、悪質なクレーマータイプのお客さんに対しても商品やサービスを売らざるを得ず、後々になってから「こんな人と取引しなければよかった…」と後悔する可能性が出てくるのです。
ですので、ビジネスを始める際にはできるだけ生活費を減らして固定費を削減することがポイント。
始めるのにお金がかかるビジネスや、維持費がかかる事業は控えて、InstagramやLINE@を使った集客のようなコストゼロで続けられるやり方を選びましょう。
③まず1つ断る経験を持つ
どうしてもお客さんを選ぶ勇気が持てない人は、まずは1回お客さんからの依頼を断る経験を作りましょう。
「これもタダで教えてくださいよ」という要求に対して、はっきりとNOと伝えるわけです。
「これくらいならいいか」と考えていては、いつまでもストレスから逃れることはできません。
1回でもお客さんの要求を断る経験を積めば、きっとお客さんを選ぶことに対する抵抗感もなくなっていくはずですよ。
おわりに
すべてのお客さんに好かれて、すべての要求に応えようとしてしまえば、私たちはどんどん消耗していってしまいます。
そうではなく、こちらからお客さんを選ぶという発想を持って、ストレスなく幸せに稼げるようになりましょう。