こんにちは!
株式会社SYK・代表取締役の喜多野です。
今回紹介するのは、人を一瞬で惹きつけるための文章術・話術である『ストーリーテリング』についてです。
この記事の内容を押さえていただくことで、SNSで情報発信していく時に、同じ内容を伝えていても成約率が2〜3倍変わってくるでしょう。
ビジネスで売れている人は「の2つのスキルを持っていると言われています。
つまり、喋るか書くかで人の心を動かすテクニックです。
そんな人の心を動かすテクニックについて、5つのポイントに集約してお伝えしていきましょう。
目次
ストーリーテリングの2つのコツ

その前にまずは、ストーリーテリングを使う時のコツを2つ紹介します。
具体的には、次の2つになります。
- 自分の実体験に基づくエピソードを話す
- 例え話を使う
ビジネスの世界で売れている人というのは、ほぼ例外なくストーリーテリングに成功しています。
むしろよく解析してみると、ほぼ8割はエピソードの話、もしくは例え話だったりするんです。
たとえば人気のセミナー講師でも、話している内容はほとんど例え話と実体験エピソードの話のことが多いです。
その方がおもしろいし、印象に残りやすいからですね。
このようにストーリーテリングができる人になると、人間関係や恋愛、仕事でもうまくいくようになります。
①自分の実体験に基づくエピソードを話す

まずは実体験エピソードについて、10個の事例を紹介しましょう。
- 起業を決意した時の話
- 起業して挫折した時のエピソード
- 人生で一番悔しい思いをした時の話
- 人生で一番嬉しかった時の話
- 人生で一番苦しかった時の話
- 人生で一番失敗した時の話
- 家族や友人・会社メンバーとの最近のエピソード
- 初めて自己投資した時の話
- 新しいことに最近チャレンジした時の話
- 初恋のエピソード
こうしたテーマについて話すことで、聞いている人からの共感を集めやすくなります。
逆に、自慢話や成果の話ばかりになると、周りも嫉妬して共感してくれなくなります。
どちらかというとダメな自分をさらけ出す方が、実はファンは増えるんですね。
なので私も、昔情報商材を買い漁って450万円の借金を作ったこと、彼女に土下座して5万円借りたことなど、情けない話もYouTubeやブログでバンバン出しています。
人の感情が動く時というのは、苦しかったエピソードや嬉しかったエピソードなど、アップダウンが激しい感情的な話なんですよね。
その方が感情移入してくれやすく、最後まで話を聞いてくれやすくなります。
なので、ぜひこちらの10個の事例を参考にしていただけたらと思います。
②例え話を使う
続いてもう1つが、例え話を使うことでした。
人は難しいノウハウや概念をそのまま伝えられると難しく感じ、脳は情報をシャットダウンしてしまいます。
そこで重要になるのが、例え話を大量に用意しておくこと。
たとえば私が広告集客について解説する時には、マーケティングの専門用語をあえて使わずに、「30万円入れたら90万円になって出てくる自動販売機」と表現したりしています。
また、マーケティングでは「認知」が重要になるわけですが、認知の話をする際には「ひらかたパーク」を例に出すようにしています。
ひらかたパークは大阪にある小さなテーマパークなんですが、東京の人からすると大阪のテーマパークといえばUSJのはず。
このように、東京の人にとっての認知の違いによって、「大阪旅行でUSJに行こう」と言われることはあっても、「大阪旅行でひらかたパーク行こうよ」とはならないわけです。
こうした例え話を踏まえて、認知を集めることの大切さ、そして認知を集めるためにInstagramを使うべきことをお話ししています。
このような例え話を、あなたも積極的に使ってみてください。
ストーリーテリングをマスターする上で欠かせない5つのポイント

最後に、ストーリーテリングを実践する際に押さえておきたい5つのポイントについても解説しましょう。
- 場面状況を具体的に言語化する
- 固有名詞を出しまくる
- 擬音語をできるだけ使う
- 情動表現を多用する
- とにかくテンポ良く話す
それぞれのポイントについて、私の体験談をもとにお伝えしていきましょう。
ストーリーテリングの具体例
これは私が生まれて初めて起業して自己投資した時の話です。
私がなぜ自己投資しようと思ったのかといえば、当時私は横浜国立大学に通っていて、3個上に「高本先輩」という人がいました。
その高本先輩は、WEB事業で月300万円の収益を上げていた方です。
私は大学を中退することになるんですが、中退後も独学で1年がんばって、アメブロを書きまくったにも関わらず年収5万円。
そこで高本先輩に相談するべく、横浜駅の中央改札を抜けたところにあるドトールという喫茶店で待ち合わせして、一杯270円のレモンティーをご馳走して、入口入ってすぐの円卓でサシで座って話を聞いてもらっていました。
「全然稼げなくて…」という話をしたら、オラオラ系の高本先輩はレモンティーのカップを机に叩きつけるようにガシャンと置き、「馬鹿野郎」と言いました。
彼曰く、「1年独学でがんばって年収5万円の脳みそでいくら考えても、年収5万円以上は稼げない」とのこと。
確かにそうだなと思って、このままじゃいけないと思い自己投資を始めることになったんです。
事例をもとにストーリーテリングを実践

いかがだったでしょうか?
ここで、もう一度ストーリーテリングのポイントを復習しましょう。
- 場面状況を具体的に言語化する
- 固有名詞を出しまくる
- 擬音語をできるだけ使う
- 情動表現を多用する
- とにかくテンポ良く話す
人は具体的な状況を描写されると、頭の中でイメージしやすくなり、話を聞いてもらいやすくなります。
その結果、お客さんにとっても納得感が生まれ、印象に残りやすくなるんですね。
さらにいえば、固有名詞や擬音語を多用することも、場面のイメージを掻き立てるのに役立ちます。
「情動表現」というのは、「俺めっちゃあの時悔しくてさ!」など、感情的な言葉のことを言います。
その時の自分の感情をストレートに伝えることが、お客さんの感情を動かすのに繋がります。
「すごく辛かったんですよね」などの言葉をそっと付け加えるだけでも、お客さんに感情が伝わりやすくなります。
お客さんお感情を動かせなければ、商品は絶対に売れませんから、ぜひ試してみてください。
そして最後に、YouTubeなどで喋る際には話のテンポ・抑揚も重要になります。
特に、「えーっと」「あのー」「そのー」などの言葉が入るだけで、お客さんにとってはストレスになってしまいます。
なので、こうした言葉は絶対に使わず、たとえ途中で噛んでしまったとしても最後までバーっと話し続けることが大切です。
また、重要な話をする時には絶妙な「間」を空けたり、声を大きめにするなど、抑揚をつけることも効果的ですね。
ぜひこうしたポイントを押さえていただき、ストーリーテリングをビジネスに活用してみてください。
おわりに
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
弊社SYKでは、「SNSで結果を出すための最初で最後の講座」のコンセプトで『タクスー』というサービスを提供しています。

タクスーは、SNSを使って集客・売上アップを目指す小さな会社・店舗・個人事業主のための、実践SNS集客学科です。
まずは無料でカウンセリングを受けていただけますので、ぜひ代表・喜多野のLINEからご連絡ください。
