不労所得で稼ぎたいけど、それができるのは大企業だけだ…。
あなたもこんな思い込みを持っていませんか?
確かに一昔前までは、不労所得を得るといえば資産家やお金持ち、大手企業の専売特許でした。
しかし最近では、個人でも不労所得を得る手段が現れています。
その手段とは、「サブスクビジネス」です。
毎月1000円や1万円といった月会費でオンラインサロンに加入し、新たなスキルを学べる…。
そうしたサブスクビジネスを手掛けることで、毎月安定した収入を手に入れることができます。
そんなサブスク市場は今後数年で大きく成長する見込みで、雑誌やマンガなどの出版市場にも匹敵するというデータを紹介していきましょう。
目次
サブスクビジネスはまだ早い…と思ってませんか?

「サブスクビジネスには興味があるけど、自分にはまだ関係のない話だ…」
そんなふうに考えている人も多いかもしれません。
買い切りの商品をお客さんに買ってもらうだけで精一杯なのに、サブスクを展開してお客さんを集める余裕なんてない…。
そう考えるのも無理はありません。
しかし、サブスクビジネスは従来のビジネスとは異なり、毎月安定した売り上げにつながるというメリットがあります。
売り上げの予想が立てやすくなり、広告費などに投資する計画も考えられる。
さらに、新型コロナの流行によってサブスクビジネスに追い風が吹いているため、今すぐ始めない理由はないのです。
コロナショックで急成長も予想されるサブスク市場
新型コロナの影響で、多くの人は家にこもりがちになり、スマホを使う時間が増えていきます。
テレワークや在宅勤務によって、自由に使える時間も増えるでしょう。
一方で、コロナショックのネガティブなニュースを耳にして、将来への不安が高まる。
その結果、個人で稼ぐ力を身につけるために、スマホでオンラインサロンを検索して加入しようとする人が多くなると予想できます。
私たちフリーランスや起業家にしてみれば、コロナショックはある意味チャンスでもあるのです。
2019年時点で、1.1兆円規模に

株式会社ICT総研が発表した調査『2020年 サブスクリプションサービスの市場動向調査』によると、2019年時点のサブスクリプションサービス市場規模は、1兆1440億円とされています。
中でも多いのは「サービス・健康・教育」のジャンル。「デジタルコンテンツ」のジャンルも市場を拡大していることがわかります。
「物品購入・レンタル」のジャンルは控えめですが、全体としてサブスクビジネスが好調だということがわかります。
2023年には、1.4兆円規模の見込み
そして2023年には、サブスクリプションサービス市場規模は1兆4370億円にまで成長すると見込まれています。
大企業のサービス参入などにより、サブスクリプションサービスへの顧客認知度や顧客体験がより浸透し、市場が活性化
参照:https://ictr.co.jp/report/20200204.html
こうした要因によって、サブスクサービスがさらに拡大していくと考えられているんですね。
サブスクビジネスの一種であるオンラインサロンも、今後は大きく成長していくことでしょう。
参照:https://ictr.co.jp/report/20200204.html
出版市場の1.5兆円に並ぶのも近い
ちなみに1.4兆円規模の市場というと、雑誌やマンガなどの「出版業界」がほぼ同じくらい。
私たちが本屋さんでビジネス書を買ったり雑誌を読んだりするのと同じくらいの金額が、サブスクビジネスで動き始めるということです。
ここまで大きな市場を狙わない理由はありません。
参照:https://www.ajpea.or.jp/information/20200124/index.html
長く利用されやすいジャンルとは?

株式会社ICT総研の同調査によれば、継続利用期間が長いジャンルとして、「新聞・ニュース」「アプリ・ソフトウェア」の2つが挙げられています。
この2つのジャンルでは、3年以上継続して利用する人の割合が多くなり、それだけ安定して売り上げを生んでいることになります。
このデータをヒントにするなら、たとえばどこよりも詳しい治療院業界のニュースをオンラインサロンで配信したり、毎月定額のアプリを配信するといった作戦が効果的ですね。
月1000円以下がメインだが、1万円以上のジャンルも

サブスクの月間利用金額としては、多くのジャンルで1000円未満の料金となっています。
「ファッション・美容」「カーシェア・自動車定額利用」のジャンルでは、毎月1万円以上支払っているという回答も多いようです。
しっかりとお客さんに対して価値を提供できれば、オンラインサロンの月会費が1万円以上であっても、払ってくれる人は増えるでしょう。
サブスクで成功するための「ターゲット選定」とは?

あなたが影響力を持ったインフルエンサーでない限り、オンラインサロンのようなサブスクビジネスで、いきなり成功を収めるのは難しいかもしれません。
素人が気軽にオンラインサロンを立ち上げたとしても、お客さんが一人も集まらずに自然消滅してしまうのがオチ。
そうならないためには、サブスクを成功させるための戦略を考えないといけません。
具体的には、「ターゲット選定」が大きなポイントです。
新規顧客を開拓してはいけない
たとえば、これまで単価30万円の商品を売っていた人が、月3000円のオンラインサロンを始めるとします。
この場合、単価30万円の商品を売ろうとしていたお客さんではなく、新たにオンラインサロン向けの集客を始めようとしてしまうパターンがあります。
買い切りを提案するお客さんと、オンラインサロンを提案するお客さんを切り分けるというわけです。
しかしこのやり方だと、オンラインサロンは絶対に成功しません。
サブスク用に新規顧客を捕まえるのではなく、昔からのファンやリピーターに提案していくべきなのです。
ファンやリピーターのためにサブスクを始めよう
そもそもサブスクで価値を提供するのは、新規のお客さんに対してではありません。
そうではなく既存のお客さん、特に強力なファンになってくれる人や、何度もリピートしてくれているお客さんをターゲットにするべき。
ファンやリピーターがオンラインサロンを活性化させてくれるからこそ、新規顧客の集客にもつながり、オンラインサロンを成功に導けるのです。
まずは新規顧客ではなく、常連客のためにサブスクビジネスを始める…。この基本をしっかりと覚えておきましょう。
おわりに
サブスク市場は、3年後には1.4兆円規模の市場になっていると見込まれ、これは出版業界と肩を並べるほど。
この大きな市場を狙って、今からオンラインサロンのようなサブスクビジネスを始めれば、きっと大きな成果を手にできるでしょう。
その際には、ターゲットの選定を見誤らないように注意してくださいね。