「サブスクビジネス」と聞いて、私たちが真っ先に思い浮かべるのは、AppleMusicやNetflixのような、音楽・動画配信サービスだと思います。
毎月1000円〜1万円程度の月会費を受け取り、安定収入を築けるサブスクビジネスは、フリーランスにとっては魅力的なビジネスモデルに感じますよね。
月1000円のサブスクであっても、お客さんが100人いれば、それだけで月10万円の固定収入。
そんなサブスクビジネスを成功させるためには、まず「正しい商材」を選ぶ必要があります。
ここでは動画・音楽配信以外でも、サブスクで成功するコツについて取り上げていきます。
目次
サブスクは動画・音楽だけのもの?

サブスクといえば、AppleMusicやNetflixのような動画・音楽配信サービスが有名なのは事実です。
またはdocomo、au、SoftBankのような携帯キャリアもサブスクビジネスの1つですし、新聞の定期購読もサブスクモデル。
動画・音楽配信以外にも、実は私たちの身の回りに当たり前のように存在しているのが、サブスクビジネスなんですね。
音楽業界だけでも、6億円から348億円へ
ちなみに音楽配信サービスの統計を見てみると、一般社団法人日本レコード協会の「日本のレコード産業2019」ではサブスクリプション(ストリーミング)は、2018年時点で348億円という売り上げを記録しているそう。
2011年の時点では、subscriptionの売り上げは6億1800万円となっているので、たった7年で60倍近い数字へ成長していることがわかります。
参考:https://www.riaj.or.jp/f/pdf/issue/industry/RIAJ2019.pdf
確かに私たちの生活を振り返ってみると、10年前にはサブスクリプションで音楽を聴けるサービスなんて、まだ存在していなかったように思えますよね。
これは音楽業界だけの数字ではありますが、サブスクビジネス全体の業績も、何十倍という規模で拡大していると考えられます。
海外では一般的なサブスクモデル
日本国内では、まだまだサブスクモデルを取り入れている商品・サービスは多くありません。
消費者向けの商品は、店頭に並べて売る。
企業向けの商品は、営業が会社を回って売り込む。
そんな売り方が一般的な日本では、サブスクモデルがまだまだ遅れているのが現状でしょう。
しかし海外に目を向けると、既にサブスクモデルがあらゆる業界で一般的になっていることがわかります。
アパレル、IT、出版、食品などさまざまな分野でサブスクモデルが取り入れられているんですね。
今後は日本でも、海外でのサブスクモデルを輸入したビジネスモデルが拡大していくと予想できます。
サブスクの3つのビジネスモデルとは?

サブスクビジネスといえば動画・音楽などのコンテンツを提供するビジネスモデルが思い浮かびます。
しかし実は、サブスクビジネスには3つのタイプが存在しているんです。
- レコメンド方式
- 消耗品方式
- 会員制方式
この3つのビジネスモデルと、それぞれで適した商材についてみていきますね。
①レコメンド方式

まず1つ目のビジネスモデルが、レコメンド方式です。
これはユーザーの好みや嗜好にマッチする商品をセレクトして、届けてあげるビジネスモデルになります。
お客さん側は自分の好みを登録しておくだけで、自分に適した食品やファッションを受け取ることができます。
レコメンド方式を使っているサブスクモデルとしては、snaq.me(スナックミー)という事例がわかりやすいでしょう。
snaq.meは、月額1980円で8種類のおやつを定期配送してくれるサービスになります。
ビッグデータを持つ大企業に有利
1,000億種類以上の組み合わせの中から、独自のアルゴリズムを使っておやつをレコメンドするsnaq.me。
この仕組みからわかるように、レコメンド方式でカギとなるのは、ユーザーの好みに関するビッグデータです。
フリーランスや中小企業というよりも、大企業に適したビジネスモデルと言えます。
②消耗品方式

2つ目のビジネスモデルは、消耗品方式です。
具体的には、生鮮食品ややサプリメントを、定期的に配達してくれるサービスがこれに当たります。
有機野菜の通信販売を手がける「オイシックス・ラ・大地」などが代表的ですね。
生活必需品を扱うのでリスクが低い
消耗品方式で扱うのは、私たち消費者にとって生活必需品となるものが大半です。
食べ物や飲み物は人が生きていく上で不可欠なものなので、売れ残るリスクは低いでしょう。
その分だけ競合やライバルも多い分野なので、フリーランスが今から参入するのは難しいかもしれません。
③会員制方式

サブスクモデルで一番多いのが、会員制方式になります。
その店舗やサービスの会員になることで、商品やコンテンツを受け取れるものを指します。
AppleMusicやNetflixもこちらのビジネスモデルで、サブスクビジネスの最もスタンダードな形です。
月会費を支払えばコンテンツを使い放題になりますので、お客さんに対してもメリットが伝わりやすいのがメリット。
そして最大の特徴は、オンラインで販売する商品・サービスならどんな商材にも適しているという点です。
あらゆる商材に適している
たとえばコーチ・コンサルのノウハウを動画やテキストでパッケージ化して、見放題・読み放題のオンラインサロンを運営するという方法もあります。
英語講師の方なら、英会話のセッションが受け放題のサブスクサービスを展開することもできるでしょう。
SNS集客について、質問し放題のサブスクを始めることも可能です。
自分が持つスキルやノウハウを駆使してサブスクビジネスを展開するなら、会員制方式を使うことをおすすめします。
オンラインサロンで安定収入を手に入れよう

会員制方式のサブスクビジネスでも、特に最近注目を集めているのがオンラインサロンです。
オンラインサロンといえば、インフルエンサーや有名人が手がけるビジネスというイメージがあるかもしれません。
しかし最近では、影響力を持たない素人でもオンラインサロンで成功できる環境が整っているんです。
素人でも稼げるハードルが下がっている
もちろん、何の準備もせずにいきなりオンラインサロンで稼げる…というわけではありません。
事前にリストを確保したり、明確なコンセプトを決めたりしておかなければ、一人もお客さんが集まらずに静かに閉鎖する…なんて未来もあり得ます。
素人のフリーランス向けの、具体的なサブスク集客ノウハウについては、このブログでどんどん発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
おわりに
正しいビジネスモデルを選べば、動画・音楽以外の商材を扱っていても安定した売り上げを手に入れることができます。
あなたも自分のスキルやノウハウを生かして、オンラインサロンを始めてみませんか?