世の中のオンラインサロン、実は90%が失敗しています。
何の知識もない素人がオンラインサロンを始めて、成功する可能性は10%しかないんですね。
しかし失敗するオンラインサロンにはいくつかの共通点があります。
その共通点を知り、理解しておくことで、落とし穴を避けてオンラインサロン運営を成功に導くこともできるんです。
では、具体的に成功するサロンと失敗するサロンの特徴はどこにあるのでしょうか?
ここでは、3つの失敗するサロンの事例をもとに、オンラインサロン運営の成功法則を紹介していきます。
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目次
失敗するサロン①目標達成型

まず失敗するオンラインサロンの特徴の1つ目として、目標達成型のオンラインサロンが挙げられます。
具体的にどういうものかというと、「10キロ痩せることを目標にがんばろう!」のようなオンラインサロンのことを言います。
どっちに転んでも、辞めてしまう
目標達成型のオンラインサロンの大きなデメリットは、どちらに転んでも会員が辞めてしまうという点にあります。
10キロ痩せることを目標にして、もし痩せられなかったとしたら、「このサロンは合わなかった」「私には効果がなかった」と、退会してしまうでしょう。
一方で10キロ痩せられた場合にも、「もう結果が出たからここにいる必要はないな」と、やはり退会してしまうんですね。
会員さんが結果を出せても出せなくても、結局オンラインサロンから人が去ってしまうのが、目標達成型のオンラインサロンが失敗する原因です。
どれだけ長く滞在してもらえるかがカギ
基本的にオンラインサロンでは、会員さんに長く滞在してもらうことが成功のカギとなります。
目標達成型のオンラインサロンだと、どうしても会員さんが滞在してくれる期間が短くなる。
その結果、成功する可能性が圧倒的に下がってしまうというわけです。
「方向性」を売りにしよう

ではどんなオンラインサロンにすればいいのかというと、ポイントは「方向性」を売りにすることです。
たとえば先ほどの例なら、「10キロ痩せる」を目標にするのではなく、「太りにくい体を作りましょう」という方向性を示してあげる。
「太りにくい体を作る」の方向性が成功する
「太りにくい体を作る」というのは、体重を○キロ落とせれば終わりというものではありませんよね?
一度太りにくい体になったとしても、それを維持するために運動したり、食事制限を取り入れたりする必要があります。
なので、何かを達成したからオンラインサロンを退会するという会員さんが激減するわけです。
このように、目標達成型ではなく方向性を示すオンラインサロンが成功するのです
失敗するサロン②会費が安すぎる

2つ目の失敗するオンラインサロンの特徴は、会費が安すぎること。
ビジネス初心者の方にありがちなのですが、コンテンツに自信がないからと低価格でやろうとすると、100%出荷します。
特にオンラインサロンというサブスクリプションビジネスから得られる安定収入に惹かれて始めた人は、絶対にうまくいきません。
安定収入を一番で考えると、低価格は100%失敗
ここまで断言できるのはなぜかといえば、無名の個人が集客するのは簡単なことではないからです。
あるデータによると、会員数が100人以上のオンラインサロンは、実は上位10%だけだと言われています。
実際に株式会社SYKでもSNSなどを使ってオンラインサロン集客をしているわけですが、100人程度であれば人を集めるのは難しくありません。
でも、何千人という規模のオンラインサロンを作るというのは、無名の個人だと非常に厳しい。
月3万円のために、毎日情報発信できますか?

たとえばSNS集客で30人の会員さんを集めることができたとしましょう。
ここで運営しているあなたのオンラインサロンが月額1000円だったとして、毎月の収入は30人×1000円で3万円。
たった月3万円という収入のために、毎日新しいお客さんを集め、既存の会員に向けて情報発信ができるかどうか考えてみて欲しいのです。
きっと多くの人にとって割に合わない仕事だと感じるはず。
オンラインサロンは、不当所得ではない
この点は勘違いしていることが多いのですが、実はオンラインサロンは不労所得が得られるものではありません。
どうしても毎日やるべきことが発生し、何もしていなければ収入はどんどん減っていきます。
さらにリアルなことを言えば、毎日のオンラインサロン運営のモチベーションというのは、会員数に大きく左右されるんです。
会員数が多ければやる気も高まるのですが、会員数が減少してしまうと、やる気もどんどん下がってしまいます。
しかし、ここでオンラインサロンの会費を高単価にしておけば、会員数が少なくてもある程度の収入が入ってくるので、モチベーションを維持しやすくなるんですね。
狙いがあって低価格なら、OK
ただし、何か狙いがあって低単価にしているのであれば全く問題ありません。
たとえばオンラインサロンを集客ツールとして使って、本命のバックエンド商品を売る場所として使う…など。
あとは、オンラインサロンにたくさんの人を集め、個人としての発信力を高めたいという目的があって低価格にするのであればOKです。
「安定収入を得たいから」という目的の人が、低単価でやるのは絶対にやめておきましょう。
失敗するサロン③情報をストックしているだけ

失敗するオンラインサロンの3つ目の特徴が、情報をストックしているだけになっているパターンです。
「良質なコンテンツを増やせば増やすほど、会員さんの満足度が上がる!」
あなたもそんなふうに考えていませんか?
しかし実は、オンラインサロンの情報を増やしすぎると、逆に会員さんが離れていく原因になるのです。
オンラインサロンを辞める一番の理由とは?
人がオンラインサロンを辞める最大の理由は、なんだと思いますか?
会員さんがオンラインサロンをやめようと思う理由、それは「コンテンツ量が多すぎる」という原因です。
この話を聞いてびっくりする方も多いと思うのですが、コンテンツ量が多ければ多いほど辞める人が増えると言うデータがあるんです。
コンテンツを消費できない自分が嫌になる

これは一体どういうメカニズムなのかと言うと、コンテンツが多くなりすぎると、そのすべてのコンテンツを消費しきれない会員さんが出てきます。
その結果、会員さん自身が「コンテンツを全て消費できない自分」が嫌になり、退会を決めてしまうという流れです。
「こんなにたくさんあるのに自分は使いきれていないんだ…何だか損した気分だな…」
そんな気分になってやめてしまうという理由が、1番多いんですね。
会員さんに最適なコンテンツを選んであげよう
大切なのは情報をストックしてそれで終わりではなく、お客さんにとって最適なコンテンツを選んであげること。
1つの場所にコンテンツをどんどん詰め込んで、「勝手に見てくださいね」とほったらかした状態だと、退会してしまうリスクが大きく上がります。
最初に「成功までの道のり」を見せよう

たとえば、新規の会員さんにはまず「成功までの道のり」を最初に見せてあげるのも効果的です。
これをやるだけでも、オンラインサロンの解約率が大幅に下がることがわかっています。
まず自分の位置を理解してもらうこと
たとえばお金を稼ぐ系のオンラインサロンであれば、オンラインサロンに入った段階で「お金が稼げるようになるロードマップ」を見せてあげる。
- 「今あなたはこういう位置にいるんですよ」
- 「お金が稼げるようになるまではこれぐらいのステップがあります」
- 「このステップをやったら、次にこのステップ、その次にこのステップへ進んでいきます」
というように、ゴールまでの全体像を最初に見せてあげるということです
ステップbyステップで、コンテンツを選んであげる
このようにお客さんの段階に合わせて最適なコンテンツを提案してあげると、オンラインサロンを退会する割合がぐっと低くなります。
さらに会員さんからの満足度も高まり、オンラインサロンの成功に直結するんですね。
交流の場を作ることも効果的です

解約率を下げて満足度を高める方法としては、会員さん同士の交流の場を作るのも効果的。
たとえば、過去に1度でも会員同士でリアルなイベントでコミニケーションを取ったことがあったり、Zoomで交流したことがあると、解約率が大きく下がるのです。
リアルではなくオンラインの場でもいいので、会員さん同士が交流できる機会を増やしてあげることがすごくおすすめです。
おわりに
以上をまとめるなら、
- 目標達成型→方向性
- 会費が安すぎる→生活費を稼げる程度の価格
- 情報をストックしているだけ→情報を選んであげるところまで
このように切り替えてあげることで、成功するオンラインサロンを構築することができます。
これからオンラインサロン運営を始めようとしている方は、この3つのポイントをしっかり押さえておいてくださいね。