オンラインサロンには入るな!業界の裏側をぶっちゃけます

もし今どこかのオンラインサロンに入っているなら、今すぐ抜けるべきである……。

詳しい理由は記事の中で紹介していきますが、これからオンラインサロンを始めようとする人にとっても注意しておきたいポイントがあります。

一体なぜオンラインサロンを抜けたほうがいいのか、そして自分でオンラインサロンを立ち上げるときの注意点について書いてきます。

大半のオンラインサロンは、ただのお遊びサークルである

まずこの記事で使う言葉の定義として、次の2つは明確に区別して使用します。

  • オンラインサロン
  • オンラインスクール(オンラインカレッジ)

もしこれから何かのコミュニティに参加したいと考えるなら、オンラインサロンではなくオンラインスクールを選ぶべきです。

そしてこれからオンラインサロンを立ち上げようと考えているなら、オンラインスクール形式で始めたほうがいい。

なぜなら、世の中に多く存在するオンラインサロンの大半は、ただのお遊びサークル状態になっているのが現実だからです。

コミュニティを求めるなら意味がある

もちろんオンラインサロンが絶対にダメだというわけではありません。

フリーランスや個人起業家としてずっと一人でビジネスに取り組んでいて、悩みを相談できる友達も、話を聞いてくれる仲間もいない。

そんな状況でメンタルがボロボロになってしまいそうなら、仲間を探すためにコミュニティに参加するのは問題ないでしょう。

注意すべきなのは、スキルアップや学びを得ることを目的にオンラインサロンに加入しようとする場合です。

オンラインサロンに学び(インプット)を求めてはダメ

実はオンラインサロンでは、スキルアップや学びを求めてはいけません。

「え?オンラインサロンで学びを得るために参加するんじゃないの?」

そんなふうに思われるかもしれませんが、学びを得たいなら参加する場所が間違っています。

スキルアップしたい人が入るべきは、オンラインサロンではなくオンラインスクールなんですね。

今日学んだことも、明日には74%忘れている

オンラインサロンとオンラインスクールの違いは、アウトプットする仕組みがあるかどうかにあります。

オンラインサロンというのは、主催者や講師の発信する内容をインプットするだけ。

一方でオンラインスクールでは、インプットした内容をアウトプットする場所が設けられています。

エビングハウスの忘却曲線にあるように、私たちは今日学んだことも明日には74%忘れているのです。

せっかく身につけた知識を忘れてしまうのを防ぐには、アウトプットして記憶に定着させるしかありません。

始めるべきは「オンラインスクール(カレッジ)」

これを読んでいる人の中には、安定した収入を手に入れたいからと、オンラインサロンを始めようと考えている人も多いでしょう。

そこで一度立ち止まって、本当にオンラインサロンでいいのか考えてみる必要があります。

ただ自分の持っているノウハウを発信して、お遊びサークルの参加費をもらうだけで満足なのか?

それとも参加してくれるメンバーの成長やスキルアップのために、アウトプットの場を一緒に提供してあげるたいのか?

もし後者を選ぶのであれば、オンラインサロンではなくオンラインスクールを運営しましょう。

現役で結果を出している人から学ぶべき

世の中でオンラインサロンを運営している人の中には、自分の専門外のことを無理やり教えようとするところもあります。

過去にマーケティングをやっていた人や、元お笑い芸人の人が、最先端のマーケティングを語っていても参考にはなりません。

現役で結果を出し続けている人が運営する、オンラインスクールに加入する必要があります。

オンラインサロンを運営する人にとっても、たとえば Twitter 集客についてのスクールで、趣味でやっている音楽制作のことを教えていたら、すぐに解約の嵐になってしまうでしょう。

なぜオンラインサロンが月500円なのか?

世の中のオンラインサロンを見てみると、大半が月額500円程度の安い価格設定になっています。

では、なんでこれだけ安い価格設定になっているのか?と考えたことはあるでしょうか?

実は多くのオンラインサロンでは、「解約し忘れ」のユーザーから月額料金を取ることで、儲けを出しています。

たとえば月額1万円や10万円のサブスクがあったら、絶対に解約し忘れることなんてありませんよね?

安さを売りにして、加入していることを忘れるユーザーから利益を狙うオンラインサロンも、実は存在するのです。

実はデッドアカウントで稼いでいる

解約し忘れのユーザーのことを「デッドアカウント」と呼びますが、デッドアカウントで稼ごうとするのは、ちょうどスマホのオプションビジネスと同じです。

携帯電話ショップで新しいスマホを購入すると、「明日解約すればいいので、とりあえず加入してください」みたいに言われることがありますよね。

これもまさに「解約し忘れ」で課金が発生し、儲けることを狙ったビジネスです。

もちろんこうしたビジネスモデルはユーザーを裏切ることになるので、 Netflix がやっているように、休眠ユーザーを強制的に解約させるような仕組みを取り入れるべきです。

参考:Netflix、休眠アカウントに「支払い続けますか? 退会しますか?」確認メール

本気で学んでもらうためのオンラインスクールを作ろう

月額3000円や5000円を毎月課金してくれる、オンラインサロンのようなサブスクビジネスに興味がある人は多いでしょう。

しかし、本気でお客さんの成長を応援してスキルアップをサポートし、多くの人々に支持されるコミュニティを作るためには、オンラインサロンではなく「オンラインスクール」を作る必要があります。

それでは、これからサブスクビジネスに挑戦しようとする人が、具体的にどんなオンラインスクールを運営するべきなのかを解説しましょう。

「アウトプット徹底」「強制退学」がキーワード

オンラインスクールを始める上でのポイントとして、次の2つがあります。

1つは、アウトプットを徹底させること。

もう1つが、強制退学のルールを作ることです。

オンラインスクールの中でノウハウやマインドを発信しても構いませんが、それを見た人がアウトプットできる場所を必ず作ってください。

メンバー同士でブログを書いてコメントをつけあったり、要点をまとめたノートを提出させるようにしてもいいですね。

生徒の成長を本気で考えて運営しよう

メンバーの成長を本気で考えるなら、インプットではなくアウトプットまで責任を持って面倒を見てあげないといけません。

そして、こうしたアウトプットができない人や全然活動しない人は、強制的に退学。

強制退学の仕組みがないと、ただインプットを増やすだけで行動しないノウハウコレクターを生み出してしまいます。

それでもあなた自身は儲かるかもしれませんが、相手の成長にはつながらないので「あの人のオンラインサロンに入ってみたけど全然稼げなかった」というネガティブな口コミにつながってしまいます。

サブスクビジネスで長期的に稼ぎたいと思うなら、この2つを必ず取り入れてみてください。

おわりに

今回は厳しい言い方が多くなってしまいましたが、オンラインサロンを抜けたほうがいい理由と、オンラインスクールを始めるときの注意点について書いてきました。

これからサブスクビジネスを始めるなら、アウトプットの徹底と強制退学の仕組みを入れた、生徒のことを本気で考えたオンラインスクールを始めてみてくださいね。