「今の20代はGoogleよりSNSで検索する」
そんな話を聞く機会も多くなりましたよね。
でも、普段からGoogle検索を使って調べ物をしている私たちにとっては、いまいちピンときていないのが本音ではないでしょうか?
「私はGoogle検索をよく使っている。だからブログのほうがいいと思っているし、SNSなんて必要ない!」
このように勘違いしてしまうと、せっかくのビジネスチャンスが潰れて稼げる可能性も下がってしまいます。
ここでは具体的なデータも紹介しながら、SNSが検索ツールとして使われている事実をお伝えしていきます。
目次
SNSで認知されるから、商品が売れる時代

SNSマーケティング業界で活動している私たちかららしてみると、「これからはSNSでものが売れる時代」という事実は、もはや常識となっています。
10代や20代の若い世代はもちろん、30代以降の人々の中にもSNSでものを買うのが習慣になっている人がいます。
たとえば、人気のインスタグラマーが紹介していたからという理由で、コスメを買うという女性も数多くいるのです。
そんな時代に、チラシを配ったり口コミを増やそうと努力したって意味がありません。
SNSを通じてお客さんとコミュニケーションを取り、商品について発信していかなければ、これからの時代で生き残ることはできないのです。
人々の購買行動は、大きく変化している
一昔前までは、雑誌やテレビを見て気になる商品をスマホで注文する…という購買活動が一般的でした。
実際に店舗に足を運んで、店員さんにおすすめされた商品を買う…という人もいたかもしれません。
しかし新型コロナが流行して外出自粛が始まり、私たちが商品を買うシーンは「自宅でスマホから」が圧倒的に多くなりました。
そしてスマホで商品を購入するなら、GoogleやYahoo!で検索したまとめサイトよりも、SNSの投稿を参考にする人が増えてきているわけです。
GoogleやYahoo!の検索は、もはや役に立たない

あなたも薄々気づいていると思うのですが、今の時代にGoogleやYahoo!の検索で欲しい情報を手に入れるのは難しくなってきました。
いわゆるまとめサイトが乱立したせいで、本当にユーザーのためになる情報がどんどん少なくなっているのが現状です。
たとえば一人暮らしにおすすめの洗濯機が欲しいと考えたとして、Google検索で「洗濯機 おすすめ」と調べてみるとします。
すると、本当に洗濯機に詳しい家電のプロが解説するサイトはほとんど存在せず、ただAmazonのレビューや商品説明を書き換えたようなものばかり…。
これでは、GoogleやYahoo!の検索結果を信じない人が出てきても、何の不思議もありません。
SNSの「生の情報」を信じるように
一方で、InstagramやTwitterで「洗濯機 おすすめ」と検索してみたらどうなるでしょうか?
個人のユーザーが「この洗濯機は良かった!」とおすすめする投稿やブログがヒットしたり、「洗濯機は8月ごろに新型が出るので、その直後がおすすめだよ」という情報を見つけられたりします。
このような情報は、GoogleやYahoo!で検索していても見つけづらい情報ですが、ユーザーにとっては非常に役立ちます。
こうした事実を直感的に理解したスマホネイティブ世代は、SNS上の「生の情報」を信じるようになっているのです。
インスタグラマーやYouTuberが稼げる理由

SNSでものが売れる時代になってくると、次第にインスタグラマーやYouTuberといった「インフルエンサー」が影響力を持ち始めます。
フォロワーがたくさんいて多くの人に投稿を届けられるということは、商品を売りたい企業からすれば絶好の広告塔になるからです。
実際、最近では化粧品のCMに女優さんやモデルさんではなく、人気YouTuberを採用するところも出てきています。
もともと美人で素材が違う女優さんやモデルさんよりも、私たち一般人に近いインフルエンサーのほうが、親しみを持ちやすい。
その結果、「インフルエンサーマーケティング」が生まれて、今ではインフルエンサーマーケティングを専門に手掛けている会社もあるほどです。
SNSの認知度が、お金に替わる
こうした流れから言えるのは、SNSの認知度は、そのままお金に替わる時代になっているということです。
InstagramやTwitterを使いこなして見込み客を増やし、認知を上げることができれば、それだけで商品が売れやすくなります。
より多くの見込み客にリーチして、欲しいと持っているお客さんに商品を届けることができれば、いくらでも売り上げは上がっていくでしょう。
若い世代の82.9%が、インスタで場所を検索する

ここからは、より具体的なデータをもとにSNSが使われている事実をチェックしていきましょう。
「SHIBUYA109 lab.」が行ったアンケート調査をみてみると、「あなたは遊びに行く場所を検索する際に、どの『検索ツール』を使っていますか?」という問いに対して、Instagramを挙げた人が82.9%にのぼるとされています。
調査対象となったのは、15〜24歳の若い世代の女性ですが、いかにInstagramが検索ツールとして日常的に使われているかがよく分かりますよね。
検索エンジンの利用は、たったの57.8%
Instagramが8割以上のシェアを誇る一方で、GoogleやYahoo!のような検索エンジンの利用は、たったの57.8%でした。
たとえば「箱根に旅行に行こう!」と思ったとき、彼女たちはGoogleで箱根旅行について調べるのではなく、まずInstagramで箱根の観光スポットなどをリサーチするということです。
こうしたデータを見れば、これからはSEO対策でブログで稼ぐより、SNSマーケティングで稼ぐほうが将来性があることに気づくのではないでしょうか?
女子大生の67.7は、Twitterで情報収集

同じく「SHIBUYA109 lab.」の別のデータによると、「あなたが情報収集の際に参考にするものを教えてください」という問いに対して、Twitterを挙げた人が男性で62.3%、女性で67.7%となっていました。
Instagramを挙げた人も、男性では28.7%ですが、女性で65.7%と圧倒的です。
こちらは一都三県に住む大学生に限定した調査になりますが、彼らにとってはTwitterやInstagramが「普通の検索ツール」なんですね。
友達の口コミや検索エンジンよりも、SNSが強い

こちらの調査でも検索エンジンを挙げた人は男性57.7%、女性54.0%です。
友人からの口コミやTVよりも、SNSがよく使われているということになります。
チェックする内容に関しても、趣味・スポーツ・旅行・ファッション・コスメなど多岐にわたります。
若い世代のSNSの使い方は、次第にその親世代にも伝わっていきます。
「私は30代以上のお客さんがターゲットだから」と考えている人にとっても、決して人ごとではないデータなのです。
おわりに
こうして改めてデータをチェックしてみると、「これからはSNSの時代だ!」ということが実感できますよね。
このブログを読んでいる人なら、すでにSNS集客を始めている人も多いはず。
これからもSNSマーケティングの動向をチェックしながら、ビジネスに取り組んでいきましょう。