自分が何もしなくても、毎月勝手に10万円が振り込まれるビジネスがあったとしたら、始めてみたいと思いませんか?
「どこの世界にそんな都合のいいビジネスモデルがあるの?」と思われるかもしれませんが、実は私たちの身の回りでもすぐ近くに、そうしたビジネスモデルが存在します。
具体的にどんなものかと言えば、Amazon PrimeやNetflix、Apple Musicのような「サブスク型ビジネス」です。
最近では個人でも簡単に始められるようになったサブスク型ビジネス。
サブスク型ビジネスを「今」始めるべき理由と、有名人ではない私たち素人が絶対に押さえておかないといけないポイントについて紹介します。
目次
なぜ今「サブスク」なのか?

2020年に入って新型コロナウィルスが流行し、人々のライフスタイルが大きく変化しました。
多くの人は外出を控えて引きこもりがちになり、スマホやパソコンを使って過ごす時間が増えました。
するとどうなるかと言えば、これまで外に出て遊んでいた人たちが、暇を持て余すようになるのです。
特にリアルな場でのコミュニティに参加していた人にとっては、孤独の時間が長くなって大きなストレスになることも。
そこでビジネスを手掛ける人の間で大きく注目が集まってきたのが、「オンラインサロン」のようなサブスク型ビジネスというわけです。
サブスク型ビジネスが好調な要因3つ

実はコロナ以前から、サブスク型ビジネスの可能性はどんどん高まりつつありました。
その要因は、人々のライフスタイルの変化にあります。
1つのものにお金を払って所有するのではなく、体験にお金を使ったり、使用・共有することに価値を感じる人が増えているのです。
具体的にサブスク型ビジネスが好調な理由を取り上げていきましょう。
サブスク好調要因①モノ消費からコト消費へ
一昔前までは、お金を払って形あるものを手に入れることが主流でした。
最新の家電製品を揃えたり、発売されたばかりのスマホを手に入れることが、人々にとっての当たり前の消費だったんですね。
しかしどの家電製品を選んでもほとんど機能が同じで、スマホもほとんど差がなくなってきています。
その結果、人々の間で「モノ消費」ではなく「コト消費」を好む人が増えてきました。
コト消費というのは、要するに自分の体験にお金を使うこと。
スポーツを楽しんだり旅行に行ったりすることにお金を使うことのほうが、より価値があるという考え方が広まってきています。
サブスク好調要因②所有から使用へ

家電製品でもスマホでも、何かを所有するというのはコストがかかります。
家電製品を置きっぱなしにしていれば電気代がかかりますし、部屋にあるものが多くなればより広い部屋に引っ越さなければならなくなります。
最近では若い人の収入が減っていることもあり、なかなか簡単には家賃の高い部屋に引っ越せないのが現実。
そこで、例えば年に1回しか使わない礼服などはレンタルで済ませようとする人が増えているんですね。
ブランド物のバックを定額でレンタルできるサービス「Laxus」が存在するように、価値あるものを所有するのではなく、使うことに価値を置く考え方が当たり前になってきました。
サブスク好調要因③所有から共有へ
日本ではまだ普及していませんが、自家用車をシェアするUberや、自宅の空き部屋をシェアするAirbnbといったサービスの知名度がどんどん上がっています。
こうしたサービスは「シェアリングエコノミー」とも呼ばれ、日本の都市部でもカーシェアリングのようなサービスが当たり前のものなってきました。
昼間はカフェとして営業しているお店が、夜になったら別のオーナーがバーを営業する…というように、1つのお店を時間帯によってシェアするというビジネスも多くなっています。
もはや1つのクルマや店舗を1人が所有するというのは時代遅れで、いろんな人がお金を出し合ってシェアするのがトレンドになっているのです。
ちょっと待って!サブスクで気をつけたい法律問題

オンラインサロンのようなサブスク型ビジネスには、毎月の収入が安定して、お客さんのデータが集まり、働く時間を減らせるというメリットがあります。
ただし、サブスク型ビジネスを始める際には、個別の商品を売るときに比べて、気をつけるべきポイントがあります。
これは忘れてしまうと、法律に反することもあるので、しっかりと押さえておきましょう。
「○○し放題」という書き方に注意
たとえば、「過去の動画見放題!」と書いているにもかかわらず、最新の動画は追加料金が必要…というシステムにしてしまうと、景品表示法に反してしまう可能性があります。
他にも「サポートを受け放題」「メール対応無制限」としているにもかかわらず、実際には全く違ったシステムになっているのもNG。
実際には実現できないようなサービス内容を売りにして世に出すのは、避けるべきです。
「特定商取引法に基づく表記」を忘れずに
ネットショップを新たに開設してサブスクを販売していくなら、「特定商取引法に基づく表記」というものが必要になります。
消費者保護のために、氏名や住所、連絡先をどこかのページに表示しておかないといけません。
これは個人のネットショップでも必要になるので、不安なら一度検索して調べてみましょう。
個人でサブスクを成功させるには、○○解決が必須

毎月の安定収入が入ってくるなど魅力的なメリットが多いサブスク型ビジネスですが、素人が気軽に手を出して成功できるものでもありません。
有名人でもインフルエンサーでもない一般人の私たちがサブスク型ビジネスで成功を収めるには、どんなことが必要なのでしょうか?
まずビジネスの基本として押さえておきたいのは、そもそもビジネスの本質とは何なのか?という視点です。
ビジネスとは、単に商品やサービスを得る取引のことを指すわけではありません。
その本質は、誰かの悩みを解決することにあります。
ビジネスの本質は、お悩み解決である
たとえば私たちが普段から使っているスマホも、もともとは遠く離れた人といつでもどこでも電話ができるように開発された製品でした。
コーチ・コンサル系のビジネスでも同じで、「仕事がうまくいかない」「もっと稼げるようになりたい」といった悩みを解決するために、サービスを提供しているはずですよね?
この本質を押さえておかないと、いつの間にか商品やサービスを得る事を第一に考えたり、利益第一でビジネスをやってしまう危険性があります。
カスタマーサクセスを目標にしよう

サブスク型ビジネスを成功させる秘訣は、いかに1人のユーザに長く契約してもらうかにあります。
いわゆるLTV(ライフタイムバリュー)を高めることが成功のコツ。
このLTVを高めるためには、カスタマーサクセス(お客さんが成果を出すこと)を最優先で考える必要があります。
あなたのサブスクで提供しているノウハウやアドバイスをもとに、実際にお客さんの悩みを解決したり、より良い人生を歩めるようになる。
お客さんが得するサブスクこそ、成功の秘訣
これができるからこそ、あなたのサブスク型ビジネスを使い続けようと考えるわけですね。
一見すると当たり前のことのようですが、サブスク型ビジネスを長く続けていると、つい忘れてしまう視点でもあります。
常に目の前のお客さんの成功を第一に考えて行動すれば、どんなサブスク型ビジネスでも成功へ導くことができるでしょう。
おわりに
今回はサブスク型ビジネスが注目を集めている理由、私たち素人が稼ぐために必要なポイントについて解説してきました。
これからサブスク型ビジネスを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。