日本人のサブスクビジネスがうまくいかない理由

こんにちは!株式会社SYK・代表取締役の喜多野です。

ビジネスの世界で最近大きなブームになっている「オンラインサロン」。

インフルエンサーも個人の素人も、いろんな人がオンラインサロンを始めて収益を狙っています。

でも、あるデータによれば会員数が100人以上のオンラインサロンは、上位10%だけ…なんて話も。

90%ものオンラインサロンは、100人の会員すら集めることができずに失敗しているんです…。

では、オンラインサロンのような日本人が作るサブスクは、なぜ失敗する確率が高いんでしょうか?

その理由を考えてみたいと思います!

大半のオンラインサロンは、失敗している

動画配信のNetflix、音楽配信のApple Music、MicrosoftのOffice 365など、人気のサブスクビジネスの大半は、海外発のものばかりです。

日本国内で作られているサブスクビジネスに入っているという人は、きっと少ないんじゃないでしょうか?

もちろん新聞の定期購読のような月額課金を払っている人は多いですが、IT系で国内産のサブスクを利用している人は、非常に少ない。

まあ、日本の人口はアメリカなどと比べると少ないですから、お客さんが増えにくくてサブスクが成功しづらいという理由もあるのかもしれません。

でも、個人のオンラインサロンをはじめとして、日本人のサブスクビジネスは失敗する可能性が非常に高いんですね。

たくさんのメリットがあるサブスクビジネス

そもそもサブスクビジネスというのは、月1000円や1万円の月額料金を支払って、商品やサービスを受け取るビジネスモデルのことをいいます。

オンラインサロンや新聞の定期購読以外にも、スマホの料金や英会話教室のレッスン代なども、サブスクの仲間ですね!

そんなサブスクには、従来のように「単価30万円の商品を、一括で販売する」という買い切り方のビジネスモデルとは、まったく違ったメリットがあるんです。

お客さん側のメリット

まずサブスクを利用するお客さん側のメリットとしては、安価にサービスを利用できることがあげられます。

たとえばiPhoneの料金って、一括で払うと10万円以上することも普通ですよね?

でも、ソフトバンクショップなどで契約すると、通信料金もセットになって月5000円〜1万円に抑えられる。

学生さんなど、まとまったお金を用意するのが難しい人にとっては、すごくありがたいサブスクです。

オーナー側のメリット

逆にオーナー側のメリットとしては、売り上げが安定し、ビジネス計画が立てやすくなることがあげられます。

たとえば月額5000円のオンラインサロンに、100人の会員さんが入ってくれたとしましょう。

この場合、毎月の売り上げは50万円になり、来月や再来月も50万円の売り上げが入ってくることになります。

なので、「来月はサブスクだけでも50万円の売り上げがあるから、30万円は自己投資に使おう」と資金計画を立てやすくなるんですね。

なぜ日本人のサブスクはうまくいかないのか?3つの理由

利用する人にも、運営する人にもメリットがあるサブスクビジネス。

なのに、どうして日本人のサブスクは、成功していないケースが多いんでしょうか?

その理由は3つ考えられます。

これまでのビジネスモデルを捨てきれていない

まずは、月額課金ではなく、買い切りの商品を売っていたこれまでの常識を捨てきれていないことです。

「サブスクにしたらノウハウが流出してしまうのでは?」
「売り上げが落ちてしまうのでは?」

などの不安な気持ちから、ビジネスモデルを転換させることができていないんですね。

でも、サブスクは2019年の流行語大賞にもノミネートされたくらい、注目度が高まっているビジネス。

思い切ってビジネスモデルを変えても、正しいやり方を実践すれば成功率は高まりますよ!

新しいことを始めるのを怖がっている

新しいことを始めるときには、勇気がいります。

中小企業の経営者の中には、

「これまでのやり方でうまくってるんだから、わざわざ変えなくていいじゃないか」

と考える人もいます。

でも、特にIT系の業界は、非常に変化が激しい世界。

今うまくいっている方法が、来年もうまくいくとは限らないんです!

その意味では、サブスクビジネスを始めるかどうかはもちろん、新しいノウハウやトレンドを積極的に取り入れることは、経営者の使命ではないでしょうか??

サブスクを始めるためのノウハウが足りない

単純に、

「サブスクの作り方がわからない」
「まず何をやったらいいのかわからない」

などと、ノウハウが足りていないこともよくあります。

その場合には、まずはサブスクについての基本的なノウハウを学ぶことからスタートしないとダメ。

最新のマーケティングを学ぼうとする努力も必須ですよ^^

では、サブスクを成功させるポイントは?

そんな日本でもサブスクを成功させたいと考えたときには、具体的にどんなことをしたらいいのでしょうか?

ここでキーワードになるのは、「モノからコトへ」です。

サブスクを成功させるポイント①商品ではなく、体験を売る

「モノからコトへ」というワードは、最近よく聞くようになりましたよね。

これは、商品ではなく、体験を重視するお客さんが増えていることを指します。

「車離れ」
「テレビ離れ」

なんて言葉があるように、何かモノを手に入れることよりも、友達と旅行に行ったり、スマホで利用できるサービスを使いたいと考える人が増えているんですね。

そうしたニーズを踏まえて、これからは物理的な商品を売るのではなく、体験が中心のサービスを提供していく必要があるんです。

サブスクを成功させるポイント②再現性のあるノウハウを実践する

オンラインサロンを始める人に多いのですが、私たちのような無名の素人が、芸能人やインフルエンサーのやり方を真似しても、絶対にうまくいきません。

特別なスキルやカリスマ性を持っていない人が、堀江貴文さんや西野亮廣さんのオンラインサロンを真似しても、失敗する可能性が高いんです!

なぜなら、芸能人やインフルエンサーのやり方は、無名の素人にとっては再現性が低いから。

オンラインサロンを学ぶとしたら、私たちと同じように無名の素人から始めて成功した人から、学ぶ必要があるんです。

サブスクを成功させるポイント③サブスクの認知度を上げる

流行語大賞にノミネートはされたものの、まだまだ「サブスク」という概念を知らない人は多くいます。

きっとあなたのお客さんの中にも、サブスクのことがわかってない人が多くいるでしょう。

そこで、まずはサブスクビジネスについての基本的な知識を発信していくといいでしょう。

「サブスクとは、こういうものなんですよ」
「こんなメリットがあって、いろんな企業で使われているんですよ」

このように伝えて、サブスクの認知度を高めていく。

そうすれば、あなたがサブスクビジネスを始めたときにも、たくさんのお客さんが問い合わせをくれるようになりますよ!

おわりに

数多くのオンラインサロンは、100人の会員も集められずに消滅していきます。

でも、正しいやり方を実践すれば、安定した売り上げを確保できるようになりますよ^^

このブログでもサブスク集客についての情報を発信していますので、ぜひオンラインサロン集客に活かしてくださいね!